守谷 肉BAR エイティーファイブ85
茨城 守谷 バル
上質でヘルシーな肉料理で女性&リピーターが増加
創業は16年前。茨城県守谷市内の新興住宅地でスポーツバーとしてオープンし、数年後に現在地の守谷駅前に移転。ダイニングバーとしての営業を経て、5年前に肉バルへ業態変更した。オーナーの平塚幸拓氏は「売りの料理を明確にすることで、集客力のアップとオペレーションの効率化を図りました」と当時を振り返る。
以来、「おしゃれに食べてやせる肉BAR」というコンセプトを打ち出し、主に30~40代の近隣住民や出張客などを集客。バーの雰囲気も漂う空間で、牛・豚・鶏と各種そろえ、種類や部位によって焼き方を変えるなど、火入れにこだわった肉料理を数多く提供している。中でも、脂肪が少ない赤身肉が中心の「食べてやせる肉シリーズ」が好評で、オーストラリア産牛のランプ(もも)を使用した「ぶどう牛ランプ」(180g 1,738円)や、「極上ハラミ肉」(180g 1,848円)が人気だ。平塚氏は「女性のお客様が増えると同時にリピート率も高くなり、7割以上はリピーターです」と手応えを語る。
リピーターづくりの一環として重視しているのが、「メルマガ ゴールド会員」の獲得と情報発信。4年ほど前から来店客に対して積極的に登録をすすめ、その場で「ぶどう牛ランプ」か「極上ハラミ肉」が半額になることをフックに現在、姉妹店と合わせて2店舗で約5,000人の会員を獲得。名前・メールアドレス・誕生日・住所などの顧客情報をリスト化し、少なくても3日に1回、メルマガを配信している。内容は、毎月29日の「ニクの日」に、メルマガ会員限定で人気の肉料理が半額になる特典など、お得なサービスを告知するほか、考案中のメニューの試食を会員に呼びかけることも。そうして来店した人から実際に食べた感想を集め、新メニューが完成するまでの過程に参加してもらい、店に対して親近感を持ってもらうことに成功している。さらに、このメルマガは販促にとどまらず、「店を中心としたコミュニティーづくりのツール」と位置付け、健康に関する情報や地域ネタなどの"お役立ち情報"なども配信する。
そのほか、ラクレットチーズをふんだんに練り込んだ名物「濃厚!! バスクチーズケーキ」(1カット660円)は、店内・テイクアウトともに大好評。これを目当てに遠方から来店する人もいるほどで、近々オンラインショップでも販売をスタートさせる予定だ。一方、ドリンクはポルトガルワインやオセアニアワインなどを中心にそろえ、他店との差別化を図る。
「今後は出店による売上アップではなく、店舗ごとの利益率アップを目指す」と平塚氏。まずは、テイクアウトや通販、昼飲み集客の強化、非接触への対応などを念頭に6月に店内リニューアルを計画中で、厨房機器の導入、個室の設置などを行い、収益構造の改善を展望する。さらに、他の飲食企業と連携して子どもの福祉向上など、社会貢献活動にも取り組みながら、飲食業界全体の地位向上も見据えている。
ぐるなびには10年ほど前に加盟し、担当営業とコミュニケーションを取りながら、店舗ページでは写真付きで料理を丁寧に紹介している。また、InstagramなどSNSも活用して認知の拡大に努めている。
ここがポイント!
茨城県守谷市中央2-16-17 wellナカヤマ2F
https://r.gnavi.co.jp/gcz7000/