イタリアンバル バンビーノ センター南店
神奈川 横浜・センター南 イタリア料理
ニーズに合わせたメニュー構成で、周辺のビジネス層や主婦を集客
2017年3月、横浜市営地下鉄・センター南駅から徒歩2分の通り沿いにオープン。オーナーシェフの鈴木陽介氏は、焼き鳥店、和食店、イタリア料理店で経験を積み、4年前に「バンビーノ」で独立・開業を果たした。周辺には商業施設や結婚式場などもあるが、マンションが多く住宅地として人気のエリア。主な客層は、近隣の企業や官公庁に勤めるビジネス層と、地元の主婦、ファミリーで、30~60代まで幅広く集客。うち8割を女性が占めている。
壁側にソファを配した客席は、落ち着いて過ごせると好評。「ランチでは、食後に店でリモートワークするビジネスマンをよく見かけます。女性のグループも多く、比較的長く滞在される方が多いです」と鈴木氏。また、オープン以降、夜は宴会の獲得に注力し、企業の歓送迎会や女子会で満席になることも多かった。貸し切りでの結婚式二次会なども獲得し、昼夜とも地域に根づいて、順調に客数を伸ばしてきた。
気を配っているのは、来店客のニーズに合わせたメニュー構成。例えばランチでは、メインにサラダとパン、ドリンクが付く「セット」(1,000円~)と、前菜盛り合わせ、ドリンク、デザートが付く「コース」(1,500円~)の2パターンを用意。セットはビジネス層、コースは主婦などの利用を想定し、狙い通りの客層を獲得している。どちらもメインは日替わりパスタなど4種類から選べ、肉料理や丼ものもラインナップして、しっかり食べたい男性にも好評。
また、日替わりパスタにフライドポテトとドリンクが付く「お子様パスタセット」(600円)も提供。週末には選べるメインに子どもに人気の「マルガリータ・ピザ」を追加し、ファミリーに喜ばれている。
料理の一番の売りは「手長海老のトマトクリームパスタ」(1,680円)で、海老のだしが効いたソースにファンが多い。もともとは、鈴木氏が修業した東京・自由が丘のイタリア料理店のメニューで、「独立に当たり、師匠のシェフから同じレシピで提供する許可をもらいました」(鈴木氏)。昼夜どちらでも提供し、人気メニューとなっている。そのほか、ディナーではカルパッチョなど5種の料理を盛った「前菜の盛り合わせ」(860円)や、「海老とエリンギのアヒージョ」(530円・1人前円)のオーダーが多い。
イタリアンのオードブルで住民のパーティー需要を捉える
コースはアヒージョやデザートを盛り込んだ2時間飲み放題付きの「スタンダードコース」(4,400円)のほか、女性限定で飲み放題が3時間に延長できる「女子会コース」(4,400円)などを用意。特に女子会コースが人気を集めている。
また、コロナ禍で屋外席を望む声が増えてきたため、入り口横のテラス席を増やし、テーブルと椅子をゆったり座れる低めのものに変更。ぐるなびでテラス限定の「テラス席で昼宴会プラン」(2時間飲み放題、2,900円)を発信したところ、3~4人の昼飲み需要などを獲得できるようになった。
そのほか、テイクアウトにも注力。最も手応えがあるのが、人気の前菜や肉料理などを詰め合わせた「オードブル盛り合わせ」(2~3人分3,240円、4~5人分6,480円)。周辺に住むファミリーのホームパーティー用として、注文数が増えている。
ぐるなびでは「ぐるなび台帳」を導入し、予約管理をデジタル化。「以前は紙の台帳に手書きしていましたが、その手間がなくなりかなり楽になりました。『即予約』が自動で反映されるため、ブッキングミスもありません」と鈴木氏。
また、「ぐるなびの担当営業の方から、メニューや経営に関してアドバイスをもらえるところが大きなメリット」(鈴木氏)とも話す。今後はSNSを使った情報発信にも注力しつつ、地域に愛される店づくりを続ける。
ここがポイント!
神奈川県横浜市都筑区茅ヶ崎中央43-7 1F
https://r.gnavi.co.jp/bwndw20s0000/