高級志向で他店と差別化、外販で認知を拡大

咲蔵 さくら‐リーズナブルな価格帯の飲食店が多い堺東エリアで料亭の味を追求。大阪キタの一流店の質をその半値で提供し、「季節が変わるたびにここで最初に旬の料理を楽しんでもらいたい」という。

URLコピー

咲蔵 さくら

大阪 堺・堺東 日本料理・韓国料理

座敷から足に負担をかけないテーブル席に変更し、シニア層の集客増につなぐ

2007年11月にオープン。リーズナブルな価格帯の飲食店が多い堺東エリアで、料亭の味を追求。日本料理の会席と韓国料理のコースを提供し、40~50代の大人の客層から支持を集める店だ。「食材は生産地に出向いて交渉して買い付け、大阪キタの一流店の質をその半値で提供しています。季節が変わるたびに当店を思い出していただき、当店で最初に旬の料理を楽しんでいただきたい」と語るのは、同エリアで3店舗を展開するM’s GROUPの総料理長、森永達廣氏。

近隣企業の会食や接待などのニーズを見込み、当初からぐるなびに加盟。季節の会席(5,000円)、昼の特別御膳(1,800円)を中心に予約を拡大。また、弁当を近隣企業などに配達するサービスを行なうとともに、地元の有名百貨店にも毎月、期間限定で出店し、自慢の逸品や総菜を販売。外販を通して店の味を覚えてもらうことで、予約につながっている。

また、弁当用のポイントカードを用意し、ポイントが貯まると店の食事券として使えるようにして来店を促進。さらに、季節ごとのフェアを開催する際には、名刺交換などで得た顧客リストを使い、系列店3店舗で特典が受けられるDMを送付するなど、グループ全店の売上にも気を配っている。

ここがポイント!

味を知ってもらうため、お弁当を販売
企業向けの会議弁当のほか、日常使いで500円の日替わり弁当も販売。店頭にもチラシを置いてアピールし、咲蔵の味を知ってもらい、来店にもつなげる。
カウンターなどに、料理長の描く絵を展示
時節に合わせて、料理長が自ら描いた絵を展示。趣ある空間にするとともに、料理への想いなども表現され、客が目にとめて対話のきっかけになることも。
エリアの特徴
堺市の中心地である南海電鉄高野線の堺東駅。駅南側には、百貨店やアーケードの商店街があり、路地には飲食店が立ち並ぶ。また、周辺には市役所や大手製薬会社もあり、地元住民のみならず、ビジネスでのニーズも見込める。
咲蔵 さくら
大阪府堺市堺区中瓦町2-3-22 テクノ大徳ビル6F
http://r.gnavi.co.jp/c555900/