毎朝仕入れる新鮮な魚と地元密着のサービスの人気店

海湘丸 湘南台店‐「三世代で気兼ねなく外食を楽しめる店」がコンセプトの居酒屋。地域密着であること、飽きられないことを意識し、地元の人に本当においしい魚が食べられる店として認知されている。

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海湘丸 湘南台店

神奈川 藤沢・湘南台 居酒屋

床暖房のある掘りごたつの個室は、団体利用に最適でゆっくりくつろげる

本当においしい鮮魚をリーズナブルな価格で提供

「三世代で気兼ねなく外食を楽しめる店」がコンセプト。地域密着を意識し、オープンから12年ほど経つ現在では、地元の人たちに「本当においしい魚が食べられる店」として認知されている。店内は、アジアンテイストのテーブル席と、掘りごたつの座敷席に分かれる。テーブル席はバリ島のリゾートホテルでくつろぐ感覚で利用でき、完全個室の座敷席は団体利用に最適。週末の土曜、日曜は家族連れの予約でいっぱいだ。

地元密着の店は飽きられないことが重要と考え、毎朝、仕入れ専門の社員が伊豆や湘南の海で水揚げされた新鮮な魚介を仕入れる。これを店長の天野 暁氏が料理長と相談しながらメニューを決め、「本日のお品書き」「店長おすすめ」として打ち出す。「『日替わりメニュー』は、追加の1品としてオーダーしてもらえるよう、注文しやすい価格を設定しています」と天野氏が語るように、毎日来ても飽きない味がファンをつかんでいる。

日替わりの鮮魚でリピーターを増やす一方、「下田の地金目鯛」といった売りもしっかりアピール。長い時間をかけて培った漁師との信頼関係から、年間を通じ安定して仕入れることができる金目鯛は、しゃぶしゃぶや煮付けなどで好評だ。変わる味と変わらない味の両面でファンを作り、すべてのメニューでクオリティの高さと価格の安さを感じさせ、満足度を高めている。

様々な販促と打ち出しで、家族連れを呼び込む

厳選食材を使った料理の印象をより高めるためには、器にも配慮する。「定期的に陶器市などに出かけ、織部焼、有田焼を中心に仕入れています。料理が映え、お客様にインパクトを与えるだけでなく、料理人のモチベーションアップにもつながっています」と話す天野氏。

ホールスタッフには、実際に料理を食べてもらい、それを自分の言葉で客に伝えるように指導。朝礼・夕礼も毎日行い、「お客様にすみませんと呼ばれない」をテーマに、日々接客を磨いている。

駅から車で5分の住宅街という立地条件をカバーし、地元の人たちの利用を促すため、無料送迎車を2名から運行。個人宅にも迎えに行く徹底ぶりで、使い勝手のよい店として、ビジネス層の宴会はもちろん、家族の記念日や慶事、弔事など、様々な場面で喜ばれている。また、店名が入った送迎車を走らせることは、販促効果の意味を持つという。「車を見て、当店を思い出してくれる地元の人も多いと思います。また、ぐるなびは立地の悪さを補い、団体予約が取れる販促として期待しています」と、Webの重要さも認識。店舗ページでは、売りの魚介やコース、個室などの空間を写真付きで詳細にアピールしつつ、「ぐるなびWEDDING結納・顔合わせ」にも加盟して、ハレの日の需要も取り込んでいる。

最近では、少なくなったビジネス層の宴会から、平日の夜は家族連れへ狙いをシフトし、定食メニューも始めた。さらに、ファンを囲い込み策のひとつとして、ポイントカードも発行。地元の家族連れに愛される努力を続けている。

ここがポイント!

豪快な刺身盛り合わせが人気!
茅ヶ崎港、小田原港、伊豆などから毎朝仕入れる新鮮な魚介を、豪快に盛り合わせた刺身は店の看板メニュー。織部焼などこだわりの器に載せて提供し、見た目の美しさでもアピールする。
毎日「おすすめメニュー」を用意
その日に仕入れる魚によって、店長が料理人と日替わりメニューを決定。客の好奇心を刺激して、飽きさせない努力を欠かさない。リーズナブルな価格設定で“もう1品”の注文を狙う。
ポイントカードで囲い込み
グループ全店で使えるポイントカード(左)。1,000円で1ポイント貯まり、20ポイントでお得意様カード(右)に昇格。この際、住所などを登録してもらい、DMなどの販促を展開する。
こだわりの器で料理をさらに美しく
赤津焼、有田焼、織部焼など、食材をさらに映えさせるため、器にもこだわっている。窯元に注文して焼いてもらった店のかわいいイラスト入り大皿は、子供連れにも好評だ。
エリアの特徴
小田急電鉄、相模鉄道、横浜市営地下鉄が乗り入れる湘南台駅。駅周辺には繁華街があり、少し離れると高層マンションも多く目に付く住宅街。同店周辺は住宅街で、大手企業の事業所などがあり、ビジネス層も多い。
海湘丸 湘南台店
神奈川県藤沢市石川1-9-5
http://r.gnavi.co.jp/g971802/