白地に黒文字、写真も多用して、オシャレで選びやすいレイアウト
【大阪・堀江】good spoon 南堀江店
ブランチとディナー、2種のメニューを用意
セレクトショップや雑貨店が集まる大阪・堀江に、2016年にオープンした「good spoon南堀江店」。「街のシンボルとなり、堀江を盛り上げる基点となる店を目指してオープンしました」と、店長の吉田龍司氏は話す。店のコンセプトは「ブランチ」で、ゆっくり時間をかけて食事や会話を楽しむ“スローブランチ”を提案している。11~16時のブランチタイムの主な客層は、20~40代を中心に女性7割、男性3割。近隣に住む若い主婦や、ショップで働く女性が多く、週末や休日は学生の姿も目立つ。16~17時のカフェタイムを挟み、17時以降のディナータイムは、20~50代の幅広い世代が訪れ、女性6割、男性4割となる。
このような客層と店の雰囲気に合わせて、メニューブックも女性を意識し、おしゃれでスッキリしたデザインに。ブランチメニューの最初の見開きでは、“スローブランチ”をアピールするとともに、売りのサラダバーや「BABY FOOD」(離乳食の用意もあること)などを案内。実際、小さな子供連れも多いという。また、「Egg Menu」と「Rice Menu」を写真付きで紹介。「卵料理とご飯ものを最初に紹介するのは珍しいですが、ブランチでの人気は高いですね」と吉田氏が語る通り、「ライスカルボナーラ」や「たっぷりきのことベーコンのオムレツランチ」(ともに1274円)などが、注文数の上位を占めている。
次の見開きでは、ステーキとパンメニュー、チョップドサラダを掲載。すべての料理に写真を添え、ビジュアルで選びやすくしている。「SNSへ投稿するのに何を頼もうかと、メニューの写真を見ながら探している女性グループもいますね」(吉田氏)。
続く見開きでは、豊富なデザートメニューを紹介。なかでも“数量限定”と記す「スフレパンケーキ」(1279円)の人気が高く、週末は売り切れになることも多い。そのほか、ドリンクページではカフェメニューや、スムージーを写真付きでアピール。また、別の見開きでは、ノンアルコールカクテルの「モクテル」(各518円)全21種をイラスト付きで紹介。「ブランチでは、料理とモクテルというお客様も多いですね」と、吉田氏。さらに、「昼飲み」を提案するページも設け、様々なシーンでの利用につなげている。
ディナーのメニューブックでは、最初の見開きにタパスメニューを掲載。様々な味を楽しんでもらうとともに、注文する品数が増えることを狙い、すべてのタパスを写真付きで紹介している。その後のページは、野菜、コンフィ、肉、魚介、卵、ピザ、ご飯もの、パスタ、ドリンクと、カテゴリー別に続く。どのページも白地に黒い文字が基本で、洗練された印象だ。「ディナーでは食事だけでなく、飲みの場としての利用も促し、客単価アップを狙っています」と、吉田氏。今後は、新メニューの開発と同時にメニューブックも刷新する予定で、さらなる進化を図る。
吉田龍司氏2017年10月に入社。今年1月に店長に就任し、現在は接客だけでなく、メニュー開発やイベント企画なども担当している。
大阪府大阪市西区南堀江1-25-12
https://r.gnavi.co.jp/8n1eerdp0000/営業時間/
11:00~16:00(ブランチ)
16:00~17:00(カフェ)
17:00~24:00(ディナー)
平均客単価/1,600円(ブランチ)2,200円(ディナー)
主な客層/20~40代の女