2018/08/07 特集

使い方次第で、可能性が広がる 「動画」はこう活用する!(2ページ目)

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オープン時に動画で認知を広げ、スタートダッシュに成功!

【神奈川・横浜】伊勢佐木町 肉寿司

肉寿司のシズル感を伝え、店の認知度と集客アップに

JR関内駅から徒歩4分の商店街に、今年6月オープンした「伊勢佐木町 肉寿司」。運営する株式会社ガーデンは、同ブランドを直営・FC含め全国に42店舗展開しているが、伊勢佐木町店ができるまで周辺に肉寿司を提供する店はなく、肉寿司がどんなものか知らない人も多かったという。「何よりもまず、当店の売りである肉寿司の周知が必要でした」と、大将の小堀敬氏は振り返る。

名物!! さしとろ890円
大判の牛肉をバーナーで炙る演出が売りの名物。動画配信によって効果的にアピール

そこで、オープンと同時にFacebookとInstagramのアカウントを作成。「肉寿司」全店で不動の人気を誇る「名物!! さしとろ」(890円)を、動画で発信することにした。「お客様の目の前でバーナーを使って炙る演出をしており、肉の香りや、ジューシー感を目でも楽しめる料理です。提供時と食べる前で見た目が変わるため、動画をアピールすれば、初めて見る人にも魅力がダイレクトに伝わると思いました」(小堀氏)。投稿に当たっては、普段からSNSをよく使っている若手スタッフと相談。店のことを知らないSNSユーザーにも閲覧してもらえるよう、キーワードの入れ方なども工夫しているという。また、料理のほか、期間限定イベントなども、スタッフが元気に告知する動画を作成し、SNSに投稿。開店から約1カ月で、Instagramのフォロワーは400人を突破し、動画を見て来店する人も増えてきた。「今後は宴会用コースなども、動画で効果的にアピールしていきたい」(小堀氏)と、さらに活用の幅を広げていく。

公式SNSを告知するPOPを店内の随所に貼り、来店客のアクセスを促している。
スタッフの紹介や、仕込みの様子なども動画や写真を使ってSNSで公開。「顔の見える安心感が伝わる」と、評判も上々だという。
気温の高い日には、キンキンに冷えたジョッキに生ビールを注ぐ様子を動画で配信。見た人に、直感的に「飲みたい!」と思わせ、来店につなげている
開店記念として、肉にちなんで29%割引のイベントを実施。スタッフが元気に告知する動画を撮影し、SNSで発信して集客につながった
大将 小堀 敬氏
飲食業界に入って25年。調理を担いつつ、SNSでの情報発信も担当。若手スタッフに最近のSNS事情を聞きながら、店のよさが伝わる動画や写真の配信を模索中。
伊勢佐木町 肉寿司
神奈川県横浜市中区伊勢佐木町1-6-1
伊勢佐木町KINGビルB1・1F
店内は1階と地階の2フロア。地階は最大26名の宴会も可能。平日はビジネス層が中心で、ランチタイムから営業する日曜日・祝日は、ファミリーも数多く来店。横浜スタジアムに近く、野球観戦帰りの来店も多い。

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