正午からアフタヌーンティーを提供し、女性2人の利用を多く獲得!
PRIME TOKYO 新宿野村ビル49F【東京・新宿】
華やかなオードブルスタンドとSNS映えのスイーツが人気!
東京・新宿の超高層ビル内にあり、地上200メートルからの絶景が望めるフレンチ&イタリアンの「PRIME TOKYO」。客席はすべて2名専用のボックス席で、20~30代のカップルが多く来店する。ほとんどが記念日・誕生日での利用で、週末には窓際の席から埋まり満席になるという。店長の森本辰也氏は、「新宿という立地柄、若いカップルが多く、記念日に特化したコースを設定するほか、シーンに合わせて花束の手配なども行っています」と語る。
今年6月、それまでディナーだけだった営業時間を見直し、売上アップを目指して昼の集客にも力を入れることにした。2人専用席という優雅な空間を生かすとともに、周辺のランチ営業と差別化を図るため、注目したのが「アフタヌーンティー」だ。「華やかなアフタヌーンティーのプランであれば、女性に支持され、当店を目指して来店いただけるのではと考えました。また、女性はSNSを使っている方が多いため、写真や動画などで発信してもらえるのではという期待もありました」と森本氏は戦略を語る。
そこで、10種類のスイーツと軽食を盛り付けたオードブルスタンドを考案。スイーツには、イタリア伝統菓子「マリトッツォ」や「抹茶のティラミス」など、話題性や季節を意識したメニューを盛り込むとともに、飽きずに最後まで楽しめるように「サーモンとクリームチーズのパニーニ」などの塩味系の軽食も入れ、味のバランスを整えた。このスタンドに、乾杯用のスパークリングワイン(自治体からの協力要請時はノンアルコールで提供)とソフトドリンクを組み合わせたプラン(4,500円〜)などを12~16時で提供している。
ほかにも、単品スイーツとして惑星を模したチョコレートに熱いベリーのソースをかける「プラネット」(2,500円)をはじめ、ティラミスを植木鉢の土に見立てた「植木を倒したワンコ」(同)や宝箱にスイーツを詰め込んだ「デザートの宝箱」(同)など、アイデア満載のメニューを5種類用意。また、ドリンクにも力を入れ、特に紅茶はさまざまなデザインのティーポットをそろえ、ダージリンのほかアップルティー、レモングラス&ジンジャーなど香り豊かな種類をラインナップしている。
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客席でチョコレートの球体の上から熱々のベリーソースをかけるパフォーマンス。動画で撮影する人が多い -
ベリーソースが球体の壁面を溶かすと、中からアイスが出現。SNSでこのスイーツを知り、昼だけでなく夜でもオーダーする人が増加している
手応えは上々だ。「1週間に10〜15組の予約が入り、週末は窓際の席が満席になります」(森本氏)と予想以上の反響で、客数が2〜3割増加。若い女性の2人組が半数を占め、「多くのお客様が写真や動画を撮ってSNSに載せてくださり、情報が拡散されていると感じます」(森本氏)。
今後は「アフタヌーンティーの内容を充実させるとともに、夜もスイーツのみのプランを用意するなど、さらに追求したい」と森本氏。さまざまなニーズを開拓して、さらなる集客アップを目指す。
東京都新宿区西新宿1-26-2 新宿野村ビル49F
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