2023/07/21 特別企画

飲食店のメニュー表はこう作る!注文率をあげる7つのポイント

飲食店において、料理やドリンクの注文率に大きく関係するのがメニュー表。どんなデザインやレイアウトが効果的で、写真やテキストはどんな部分に気を付けたらいいのか。メニュー表を作る際のポイントを紹介する。

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更新日:2023.12.18

思わず注文したくなるメニュー表で、売上&満足度をアップしよう!

メニュー表は単に店の商品を説明するだけではなく、フードやドリンクの注文数を左右する重要な販促ツール。しっかりと情報が整理され、売りやおすすめが伝わる質の高いメニュー表を用意することは、利用客の満足度やリピート率アップにも大きく貢献します。

「これを頼んでみたい」という注文動機を後押しし、店の魅力を伝えて「また来店したい」と思ってもらうために、利用者の目線に立ったわかりやすく選びやすいメニュー表を作成しましょう。

※本記事の情報は記事作成時点のものであり、現時点での情報の正確性を保証するものではございませんので、ご注意ください。

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目次
メニュー表にこだわるべき理由は?
メニュー表の種類にはどんなものがある?
メニュー表(紙)を作る手順は?
7つのポイント!構成・デザイン
どんな情報を、どう載せたらよい?
メニュー表制作におけるプラスαのテクニックは?

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メニュー表にこだわるべき理由は?

販売したいメニューを効率的に注文誘導できる

おすすめや強化したい料理は写真付きで目立つところに配置するなど、メニューに優劣を付けることで注文を誘導しやすくなります。また、料理に合うドリンクを一緒に掲載したり、ドリンクのメニュー表を見やすく充実させたりすることで、ドリンクの注文率を高められる可能性も。単に料理を説明するだけでなく、提案ツールとしての機能を持たせることで店の強みや売りをアピールし、販売数のコントロールに活用しましょう。

リピート率を上げられる

季節限定メニューや記念日用コースなどの表記は「この時期にまた来店したい」と思ってもらえるチャンスに。メニューブックを通して、店の特徴やサービスを伝えることでファン獲得やリピート率向上にも役立てられます。

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メニュー表の種類にはどんなものがある?

1枚タイプ

1枚の紙にメニューを記載するタイプ。表面または表裏両面を使用できます。製作費を抑えやすいですが掲載できる情報量に限りがあるため、品数が少ないカフェ業態やランチタイムのメニュー表などに向いています。

折りたたみタイプ

一枚の紙を折り畳んで作成。二つ折り、三つ折り、観音折りなどのタイプがあり、品数に応じて3~6ページにわたってメニューを掲載できます。写真のようなタイプであれば、イタリアンやフレンチなどコースメニューなどにも活用できます。

見開きブック(冊子)タイプ

本のように開ける冊子状のもの。メニュー数に応じてページ数を設定でき、居酒屋のようにメニューの数が多い業態向け。ファイル形式など差し替えができるタイプはメニュー変更にも対応しやすく便利です。

黒板

メニューの更新がしやすく、日替わりや週替わりのキャンペーン、ランチタイムや季節限定メニューといった限定感やお得感のある情報を伝える際に役立ちます。手書き文字やイラストで温かさや親近感も演出できます。

タブレット型

利用客が好きな時にすぐ注文できるため追加注文の機会を逃しにくく、注文数アップにつなげやすいです。しかも注文から支払いまで完結できるシステム付き。商品や価格変更の際もデータ上で更新できるため印刷の必要がなく便利ですが、紙よりも導入費用が高額になります。

モバイル型

利用客自身のスマホで、卓上のポップなどに印刷されたQRコードを読み込み注文するタイプ。スマホも注文から支払いまで完結できるシステムもあり、スタッフのオペレーションの負荷軽減につながり、衛生面でのメリットもある。また、来店客のスマホを使うので、タブレットと比べて導入費用が抑えやすいのもポイントです。

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メニュー表、メニューブックを作る手順は?

デザインを決める

業態に合わせてメニューブックの種類、縦書きか横書きかといったデザインを決めます。店のコンセプトや客層などを考慮し、利用客の目線に立って、わかりやすく魅力が伝わりやすいデザインにするのがポイントです。

写真を撮影・用意する

写真を載せるとイメージが湧きやすく、より効率的に料理の魅力を伝えられます。ただし、写真のクオリティーが低いと逆効果になってしまうことも。おいしそうな料理の写真を撮ることを優先する場合は、プロへの依頼も検討しましょう。

パソコンなどで作成・印刷する

オンライン上やスマホアプリのテンプレートには、既存のデザインに文字や写真を配置するだけでメニュー表が作成できるものも。印刷の際は紙の種類やラミネート加工の有無などを用途に合わせて選択しましょう。

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7つのポイント!デザイン・構成

1.店のコンセプトとメニュー表のデザインをそろえる

主な客層の年齢が高ければ写真や文字を大きく、レトロ喫茶であれば世界観を統一してメニューブックの質感やフォントをあえてレトロにするなど、メニュー表のデザインには”ターゲット層”や”店のコンセプト”をしっかりと反映して作成を。

2.わかりやすいレイアウトに気を遣う

文字を箇条書きにするだけでなく、おすすめや人気商品など、初来店でも頼むべきメニューがわかりやすく伝わるレイアウトを心がけましょう。キッズメニューはアレルゲン表記をより明確にするなど、利用者目線での配慮も忘れずに。

3.おすすめや看板メニューを目に留まりやすいところに配置する

おすすめや看板メニューは最初のページに載せる、写真付きで大きく掲載するなど、できるだけ目立たせ、他の商品と差別化を。また、人の視線はアルファベットの「Z」の形に沿って左上、右上、左下、右下…と動く傾向があるため、横書きのメニュー表の場合には注力したい商品を左上に掲載するとよいとされます。一方、縦書きの場合はN字型に沿って目線が流れるので、売りたいメニューを右上に配置しましょう。

4.1ページに掲載するメニュー数は適度に

品数が多いのは強みもになりますが、選択肢が多すぎたり、写真や文字が詰まっている読みづらいメニュー表は利用客にストレスを与えてしまいがち。写真は1ページに3~6品ほどなど、スペースとデザインに合わせて掲載する品数を調節しましょう。

5.カテゴリー別に品目を分ける

ファミリーレストランや総合居酒屋のようにメニュー数が多く、料理のジャンルが幅広い業態は、前菜、揚げ物、肉料理、魚料理、麺類、和膳、デザートのように、メニューをジャンルやカテゴリー別に掲載することで注文しやすくなります。

ファミリーが多ければキッズメニューや子どもにおすすめの料理をまとめたメニューブックを別途用意するなど、利用客が注文したいジャンルの商品をストレスなく見つけられるように工夫してみましょう。

6.定番メニューとは別の季節のおすすめの枠を設ける

居酒屋などでは、季節のおすすめや期間限定メニューを掲載する際に通常メニューとは別の枠を設けアピールを。「せっかくだから頼んでみよう」という動機付けを後押しし、客単価やリピート率のアップを図りましょう。

7.フードとドリンクのペアリングを考慮する

料理に合うドリンクを併記したり、相性のよいフードとドリンクのペアリングを提案したりすることでドリンクの注文を誘導し、相乗効果が狙えます。スタッフが口頭で説明できない忙しい時間帯にメニューブックでカバーできるといったメリットもあります。

どんな情報を、どう載せたらよい?

写真は美しく、正しく

メニューブックには食欲を刺激するようなシズル感あふれる写真を掲載しましょう。しかし、実際に提供される料理とあまりにかけ離れていると利用客にネガティブな印象を与え、クレームにもつながりやすくなるので注意が必要です。過剰な演出により実際の商品のビジュアルとギャップが生まれないよう、盛り付けや分量を守って撮影を。また、提供時にもメニュー表に掲載された写真と大きな違いが生まれないように丁寧な盛り付けを心がけたいところです。

料理やドリンクのネーミングを工夫する

メニュー名には料理の特徴を表現した言葉を添え、魅力を最大化しましょう。例えば、オムライスやフライドポテトのような定番メニューも「朝採れ卵のふわとろオムライス」「北海道産ほくほくポテトフライ」のように擬音や産地・新鮮さを強調する一言を加えることで印象が大きく変化します。

そのほか、「10食限定」のような希少価値、「じっくり煮込んだ」などの調理法をアピールする言葉も有効です。各メニューの「売り」はどこにあるかを考え、ネーミングを工夫してみましょう。

料理の魅力を伝える一言(説明)を添える

料理の説明には「漁港直送の新鮮な魚を使用しています」というように、「頼んでみたい」と思ってもらえるような一言を加えよう。サルシッチャ(イタリアンソーセージ)のように、なじみがない食材には補足説明を。食感や味のイメージ、産地、調理法のほか「店長おすすめ!」といった一言も注文意欲を促すのに効果的です。

読みやすいサイズとフォントを考慮する

読みにくいメニュー名にはルビをふり、価格表示は明確に。40代以上がターゲットの店では小さな文字を使用しないなど、文字サイズやフォント選びも客層を配慮しましょう。特に手書き文字は可読性に気を付けたい点です。

お得な情報も掲載する

ハッピーアワー、ランチメニュー、飲み放題など、店で提供するお得なサービスを掲載し、告知しましょう。差し込み型や黒板などを利用し目立たせることで、利用客の目にとまりやすく注文してもらえる機会も高まります。

おすすめの食べ方を補足

「最初は何も付けずに塩だけで」「残ったダシはご飯にかけて」のように、ベストな味わい方を提案し味わってもらうことで満足度がアップ。リピート利用にも繋げられるほか、「食べてみたい」という動機付けにも。

メニュー表制作におけるプラスαのテクニックは?

外国人向けのメニュー表も作る

外国人観光客が多い場所や外国人が多く住んでいる地域など、出店エリアの客層に合わせ、必要があれば外国語のメニュー表を用意しましょう。場合によっては英語のほかに中国語や韓国語も役に立ちます。

商品以外の情報も掲載する

メニューブックに店の歴史やオーナーの理念、スタッフの紹介をしたり、LINEの会員を募集したりすることで店のファンやリピーター獲得を狙いましょう。そのほか、食材の仕入の情報を掲載したり、アルバイト募集のお知らせを掲載するなど採用にも活用できます。

制作をプロに依頼する

自作する自信がない場合は、専門の制作会社などプロへの依頼を検討。業態や店の雰囲気に合ったデザインなどノウハウに基づいた提案を受けることができ、より質の高いメニュー表を作成できます。

メニュー表の内容を工夫し、注文しやすい環境を整えることは、利用客の満足度アップや注文数のコントロールなど、飲食を経営する上でさまざまなメリットをもたらします。自店の売りや客層を考慮し、しっかりと魅力を伝えられるメニュー表を作成しましょう。

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