2017/03/21 特集

現役大学生200名にアンケート! こんな飲食店で働きたい!(4ページ目)

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就職先としては、労働環境に不安あり?

悪いイメージの払拭には休日や福利厚生の充実を

飲食店でアルバイトをする大学生のなかには、卒業後も同じ店でアルバイトや社員として働き続ける人も少なくない。では、大学生は飲食企業への就職についてどう考えているのだろうか。Q10の、飲食企業への就職に関する質問では、約7割が「就職したくない」と回答。その理由(Q11)としては、「忙しい」(33.6%)、「労働時間が長い」(29.9%)が多かった。これは、Q1の上位項目と似ており、ここでも飲食店の労働環境への悪いイメージが、就職先の候補から外す理由の1つとなっているようだ。

とはいえ、Q10にあるとおり、「就職したい」「就職先の選択肢のひとつとして考えている」「どちらともいえない」を含めると、30%以上の学生が飲食企業への就職に否定的ではない。そこでQ12では、就職先として飲食企業を選ぶ場合、どんな企業で働きたいかを聞いた。すると4割以上の学生が、「休日が希望通り取れる」「福利厚生が充実している」「昇給制度やボーナスの支給がある」を選択。やはり、飲食業に興味がある学生にとっても労働環境の整備が〝働きたい企業の条件といえそうだ。そのほか、「経営理念に共感できる」も20.6%と決して低くない。労働環境の整備を進めるのはもちろん、企業としてのビジョンや理念を学生に強く発信していくことも、人材採用で重要な要素になるだろう。

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