2012/01/10 特集

旬のイチゴデザート3通りの提案(2ページ目)

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カンパリとイチゴのコルネ

山田チカラ シェフ
山田チカラ オーナーシェフ

独自のフュージョンスタイルを追求する山田シェフらしい、独創性と遊び心が漂う、高さ15cmの大人のイチゴアイス。パートブリック(クレープ状の皮)を挿すスタンドに、花器を使っているのもユニークだ。

作り方

  1. パートブリックの表面にバターとオリーブオイルを塗り、コルネ状に巻いてオーブンで焼く。
  2. 焼き上がったパートブリックにバイラアイス、練乳のクリーム、グラニテを層になるように入れていく。そのとき、それぞれの間に刻んだ香草とフリーズドライのイチゴを入れる。
  3. 最後に、刻んだ香草とフリーズドライのイチゴを上に飾る。

提供価格

未設定(※コースの一品として想定)

主な材料

イチゴとカンパリを合わせたグラニテ(シャーベット)、バニラアイス、練乳のクリーム、フリーズドライのイチゴ、香草、パートブリック

Chef's VOICE

当店のデザートの定番は、アイス。想定したのは、50代以上の大人向けのアイスです。コーンを手で持ってアイスを食べる姿に思わず顔がほころんでしまうような、そんな大人が童心に返れるデザートを目指しました。(山田氏)

編集部MEMO

「イチゴのアイス」というオーソドックスなスイーツも、山田シェフの手にかかれば、繊細な技とクリエイティブな遊び心で美しいオブジェのような仕上がりに。生地が薄いパートブリックならではの軽やかな食感と、風味の異なる3層の味と食感が絶妙なハーモニーを奏でる、目にも舌にも楽しい逸品だ。

POINT.1
細かくカットしたフリーズドライのイチゴを各層の間に挟み込むことで、グラニテだけでなく、どこを食べてもイチゴの風味や酸味を感じられるようにしている。
POINT.2
グラニテ(シャーベット)の上に載せたのは、レモンピールとタイム。カンパリとイチゴの香りが詰まったグラニテにこれらの香りが加わりよりさわやかに。
オーナーシェフ
山田チカラ 氏熱海・大月ホテルの「ラ・ルーヌ」で修業後、渡欧。2002年から1年半余り、かの「エル・ブリ」のフェラン・アドリア氏に師事。帰国後、赤坂「旬香亭グリル デ・メルカド」の料理長を経て2007年に「山田チカラ」をオープンした。
山田チカラ
東京都港区南麻布1-15-2 1Fフレンチ、スペイン料理、和食の垣根を越えた新しいスタイルの創作料理店として話題を呼んでいる。店内には茶室が設置されている。

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