春野菜のテリーヌと野菜のディップ
神保 佳永 氏
HATAKE AOYAMA オーナーシェフ
想定価格
1,785円(※想定価格は、アラカルトのメニューでの提供時)
テーマ
一皿で春野菜をたくさん楽しめる前菜
提供イメージ
女性客向けの前菜として想定。提供時にはひとつずつ野菜の産地などの説明を添える
※同店の1日1組限定の「シェフズテーブル」にて、前菜として実際に提供
材料 ※2人分
[使用した春野菜]
アスパラガス、葉の花、新じゃがいも、春ニンジン、サヤエンドウ、春キャベツ、ベビーリーフミックス、ラディッシュ、葛(テリーヌのゼラチン用)、玉ネギ、ニンジン、セロリ(野菜の出汁用)、塩、こしょう、パプリカパウダー 各適宜
[ディップ]
ソラマメ、ビーツ、白味噌、卵黄、オリーブオイル、レモン汁、野菜の出汁
作り方
- 玉ネギ、セロリ、ニンジンを煮出して野菜の出汁を作る。
- アスパラガス、菜の花、新ジャガイモ、春ニンジン、サヤエンドウは歯応えを残す程度に蒸し、春キャベツはゆでる。
- 野菜の出汁に葛を加えて塩・こしょうで味を調える。
- テリーヌの型の周りにキャベツを敷き、蒸した(2)の野菜を重ねて層にして、冷蔵庫で一晩寝かせる。
- 白味噌と卵黄を火にかけて、オリーブオイルとレモン汁を加える。
- ソラマメとビーツはピューレにしてそれぞれオリーブオイルと野菜の出汁、塩・こしょうで味付けする。
- テリーヌを中心に白味噌、ソラマメ、ビーツの3種類のディップを盛り付け、ベビーリーフ、スライスしたラディッシュ、パブリカパウダーを飾る。
Chef's VOICE
皿を白いパレットとしてイメージし、春野菜の素材の味を生かしたテリーヌを中心に据え、野菜それぞれの繊細な色と動きをつけながら盛り付けました。全体的に、野菜の淡くやさしい味を引き立たせるため、ディップにもあえて野菜を使い、ソラマメやビーツの風味を引き出し、白味噌は野菜が負けてしまわないよう、塩の量はひかえめにしています。(神保シェフ)
編集部MEMO
野菜の出汁でできたゼラチンは、野菜同士の接着剤となり、野菜をしっとりさせ、淡い味わいが凝縮する。鮮やかな3種類のディップの香りと野菜の食感が、五感に届く一皿。