2019/12/24 特集

うちの店の自慢はこれ! 冬の宴会獲得!とっておきコース(3ページ目)

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CASE.3 売りの「エビ」をたっぷり満喫! リピーター続出の特別コース

かいり 恵比寿店【東京・恵比寿】

1kgのエビと10種の出汁。個性派しゃぶしゃぶが評判に

 東京・JR恵比寿駅西口から徒歩2分の場所に位置する「かいり」は、渋谷や恵比寿など都内に5店舗を展開する海鮮居酒屋ブランド。各店「牡蠣×肉」「牡蠣×貝」と、牡蠣を主軸にしたダブルコンセプトを掲げており、恵比寿店は「牡蠣×エビ」がテーマだ。

ここがとっておき! 映える!「1㎏」のエビ

写真は2人前、1kg。赤エビはサイズが大・中・小3種あり、しゃぶしゃぶには小、刺身には大を使用。野菜はロメインレタス、キノコ、長ネギ、トマトが付く
出汁は10種から選択可能。写真は自家製麻辣に牛出汁を合わせたマーラースープ(左)と、あっさり系のトリガラスープ(右)
食べ終わったら殻はそのままスープへ。シメの麺は、エビの旨みが出たスープをかけてつけ麺風に
スープは全10種から2種を選択。選ぶ楽しさもあり、次回は別の味を食べたいとリピートにもつながっている
ガーリックシュリンプ」は、来店客のテーブルで自家製ケイジャンソースをかけて仕上げる逸品!
「エビ味噌の出汁巻玉子」は、岩手のブランド卵「イートハーブの四季」を使用した人気メニュー
中にはエビ味噌が入っている。アツアツはもちろん、さめてもおいしいと評判

どさ盛り海老しゃぶ プレミアムコース 2.5時間飲み放題付き 6,500円
前菜二種盛り
エビ煎餅、子持ち昆布、おひたしなどの冷菜
カクテルシュリンプ
蒸したエビを3~4尾、気軽につまめる量で提供
本日の厳選刺身盛り
大赤エビ、天使のエビ、ボタンエビなどを使用
【下記より1人1品】
・大粒生牡蠣4個
・蒸しエビサラダ特製ドレッシング
・❷ケイジャンソースのガーリックシュリンプ
・25㎝オーバー 特大エビフライ一本釣
・カラも食べれるソフトシェルシュリンプのエビマヨ(3P)
・❸エビ味噌の出汁巻玉子

サラダにはエビ味噌入りの自家製ドレッシングを使用。バナナスタンドに立てかけて提供する特大エビフライは写真を撮影する人も多い人気の“映え”メニュー
❶海老しゃぶ(新鮮エビ1㎏とお野菜セット)
2人前でエビ1kg(1人約15匹提供)。エビは通年赤エビを使用
シメの麺
盛岡冷麺を使用し、スープをかけてつけ麺風に

飲み放題
生ビールや日本酒3種を含む豊富なラインナップ

 オープンは2011 年で、もとは牡蠣と海鮮を売りにしていたが、2018年夏にリニューアルして現在のダブルコンセプトを採用。その際、人気の牡蠣に加えてエビのイメージを打ち出すべく誕生したのが、エビ1kg(2人前)を提供する「どさ盛り!海老しゃぶコース」(4048円)だ。コースは10種の出汁から2種選んで味わうエビのしゃぶしゃぶに、エビの人気料理6種から1人1種を選べるという構成。加えて前菜、エビの刺身、カクテルシュリンプが付く「どさ盛り!海老しゃぶプレミアムコース」(5500円)もあり、どちらも好評を得ている。料理長の西垣亮氏は、「しゃぶしゃぶなら夏でも受け入れられやすく、さっぱりしていて女性にも人気が出ると思いました」と、開発の経緯を話す。特にこだわったのは満足度とインパクト。「エビをどれくらい提供するか考えたとき、だんだん増えて『1㎏』になりました。1人500gではなく“2人前1㎏”というパワーのある言葉を打ち出し、写真に撮りたくなるビジュアルも意識しています」と西垣氏。使用するのは刺身でも食べられる赤エビ。大きすぎると火が入りにくく本数も減ってしまうため、約30匹で1㎏となるサイズを仕入れて提供している。また、エビにはワサビを添え、最初は刺身で、出汁が温まったら2種の味のしゃぶしゃぶでと、全3通り楽しめるよう工夫。味や食感に変化を出すことで満足度を高めている。

 そのほか、白子やあん肝をたっぷり使った「痛風鍋」や、「豪快1㎏牡蠣鍋」もコース・アラカルトともに人気。メニューは「全方面において何かに特化させること」(西垣氏)を心がけ、春に向けては牡蠣鍋のほか“1㎏シリーズ”の第三弾を考案中だ。今後も「これが食べたいからここに来る」という明確な来店動機のある店を目指している。

こちらも気になる! そのほかの人気コース

「牡蠣尽くしコース」(5,000円)は牡蠣のおろしポン酢漬け、生牡蠣三種食べ比べ、牡蠣のチーズ焼き、昆布焼き、カキフライ、卵とじ、混ぜご飯、味噌汁という構成で、まさに牡蠣尽くし! 食材特化型で差別化を図っている。

「1kg牡蠣鍋」は白菜と牡蠣のみのシンプルかつ豪快な鍋
あん肝や白子入りの「痛風鍋」はSNSでも話題に
店の看板の生牡蠣は、常時3種そろえ、「産地別食べ比べ生牡蠣三種盛り」(1,340円)なども用意
店の外観でも、売りである「牡蠣」と「エビ」をアピール
料理長 西垣 亮氏
高校時代から和食店の調理場に立ち、そのまま料理の世界へ。割烹など28歳まで飲食に従事したのち10年間内装業を経験。その後、バーの店主を経て現職に。メニュー開発も手がける。
かいり 恵比寿店【東京・恵比寿】
東京都渋谷区恵比寿西1-13-5 ブラッサム大六天ビル102
https://r.gnavi.co.jp/gash900/
牡蠣×エビのダブルコンセプトを掲げる海鮮居酒屋で、牡蠣やエビをふんだんに使った鍋や一品料理、豊富な日本酒が売り。コースは予約制で、3種の日本酒を含む飲み放題(1500円~)を付ける人も多い。

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