2020/01/21 特集

【第6回】定番+αでヒットメニュー よくあるけどフツーじゃない!

定番料理に+αして、名物として打ち出すケースが増加中。そこで、定番料理を磨き込んだオリジナルのヒットメニューを、6回に分けて紹介。第6回は、「ご飯物」「デザート」を紹介する。

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「ご飯物」-店ならではのオリジナリティで最後まで印象付ける!

口の中で料理が完成! コース料理で提供する際は、デザートと間違われることも

965TKG 965円

口に入れた瞬間、鼻腔を抜ける芳醇なトリュフ。見た目の驚きも感じてほしいため、メニューブックにはあえて写真を掲載していない
口の中で、卵黄・卵白・トリュフの味が一体化。「混ぜずに食べてください」と伝えている

 “TKG”(卵かけご飯)を出す店は数あれど、フレンチレストラン「CACHETTE965」のTKGは、来店客の誰もが驚く想定外のビジュアル。ご飯にトリュフで香り付けした卵黄をからめ、その上にメレンゲ状の卵白を乗せ、仕上げにトリュフを振りかけるという、TKGを独自に再構築したもの。「思い出に残ったり、写真映えするメニューを考えるなかで、『卵かけご飯』が浮かびました」と語るのは、シェフの佐伯亘彦氏。様々な食材・調味料を1g単位で調整して味を調え、1カ月の試作期間を経て完成した。「見た目も味も自信があります」と佐伯氏。口コミやSNSでも拡散中だ。

CACHETTE965(カシェット クロコ)
東京都中央区銀座4-3-9 クイーンズハウスB1
https://r.gnavi.co.jp/2kyhd8vy0000/
店名は「隠れ家」を意味するフランス語に、社名を数字で加えた東京・銀座の創作フレンチ。上質な空間で楽しむ定番メニューにはグラタンもある。

映える!と若い女性に特に好評。自分でつくる楽しさでも大人気!

えびといくらの海鮮パフェ(手前)1,280 円 いくらとサーモンのパフェ(奥左)980円 ちらし寿司パフェ(奥右)680円

ほとんどの来店客が食べ放題を頼むが、単品注文も可能。人気は「いくらとサーモン」。いくらは未加工のすじこからつくる、こだわりの自家製

 しゃぶしゃぶやズワイガニのほか、海鮮丼・手巻き寿司食べ放題が人気の「しゃぶ仁」。「2019年3月のオープン当初はしゃぶしゃぶのみでしたが、道外からの観光客を狙って初夏より魚介メニューも加えたところ、目に見えてお客様が増えました」と、森正和氏。なかでも人気を牽引するのが、カクテルグラスにご飯を盛り、北の幸をふんだんに乗せる「海鮮パフェ」だ。お店のおすすめとして3種類があり、カウンターに並んだ甘エビ・サーモン・ホタテ・イカ・タコなど10種以上の魚介を自由に盛ってオリジナルをつくることも可能だ。Web媒体でもトップページでアピールしたところ大反響。自分でつくる体験とビジュアルが、外国人客にもうけている。

カニ&海鮮 しゃぶ仁 すすきの店
北海道札幌市中央区南4条西2-10-6 南4西2ビル3F
https://r.gnavi.co.jp/8yc3z2db0000/
札幌の繁華街・すすきのの一角に立地。近江牛など厳選した肉を楽しめるしゃぶしゃぶ食べ放題は、2,000円代から用意している。

店の特徴を活かした逸品! バターと焼鳥のタレの素敵なハーモニー

焼きおにぎり 180円(1個)

2センチ角のバターをご飯の中に入れて焼くのがポイント。しっかり味はついているがサラッと食べられる、やみつきになる味
しょうゆを使うのではなく、6年前のオープン時から注ぎ足しながら使ってきた焼鳥のタレに2度つけて焼く

 日本三大八幡の1つとして知られる筥崎(はこざき)宮に程近い住宅街にある焼鳥屋。塩焼きそば、チャーハンと並ぶシメの名物は「ご飯の量は、普通の店のおにぎりの1.5倍。10分以上かけて焼きます」とオーナーの劉蒙斌氏が語る「焼きおにぎり」。味の決め手は、ご飯の中に入れたバター。焼き始めて溶けたバターが全体に染み渡り、全体に焼き色がついたら、秘伝の焼鳥のタレをつけてじっくり焼き上げていく。さらに、もう一度タレにつけて焼き、完成。ご飯がカリカリ、ホクホクになり、焼鳥店ならではの逸品に仕上がった。今後はこの「焼きおにぎり」をアレンジしたお茶漬けの開発も検討中だ。

やきとり澤
福岡県福岡市東区箱崎3-10-5
https://r.gnavi.co.jp/jktdkmwr0000/
JR箱崎駅、地下鉄箱崎九大前駅から徒歩数分。銘柄鶏「はかた一番どり」を使った自慢の焼鳥は、地元住民を中心にファンが多い。

串カツ屋のアイデンティティが凝縮したご飯メニュー。ご飯と具材のバランスも絶妙!

とどろき巻き 780円

温かいうちに食べるのがおすすめで、お好みで串カツソースを垂らしたり、しょうゆを使う人も。サイズも大きく食べ応え十分!

 「串カツ屋らしい、当店ならではのアレンジメニューとして開発しました」と代表の浅井啓介氏が語るのは、恵方巻きをヒントにした串カツの太巻き「とどろき巻き」。「ひびき屋」の屋号で展開する3店舗すべてで提供しており、エビ・キス・ウインナーの串揚げと、キュウリとサニーレタスを巻いている。また、紅生姜・チーズ・豚バラの串揚げでつくる“裏メニュー”もある。「味付けはマヨネーズを少々。あえて酢飯を使っておらず、こどもにも人気です」と浅井氏。ファミリーの集客にも一役買っている。

串もん酒場 ひびき屋 谷町四丁目店
大阪府大阪市中央区谷町3-2-14 ヨーク谷町ビル2F
https://r.gnavi.co.jp/r4h574xv0000/
大阪市営地下鉄谷町四丁目からすぐの立地。「濃厚チーズの串かつフォンデュセット」なども人気で、串カツの魅力を追求している。

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