健康志向の高い女性にヒット!体の奥からポカポカ温まる生姜料理
生姜屋 黒兵衛[東京・吉祥寺]
メニューだけではなく、ドリンクも「生姜」が充実
東京・吉祥寺に2016年オープンの居酒屋「生姜屋 黒兵衛」は、健康と、働く女性を元気にするというコンセプトで、生姜を主役にした料理やドリンクを提供している。当初の狙い通り、主な客層は40~50代の女性だ。
「夏は冷房で体が冷える女性が多く、冬はもちろん、“からだが温まるメニュー”のニーズは夏も高いですね。夏は来店客の8割が女性です」と話すのは、店長の橋本勝彦氏。メニューは定期的に見直して、より訴求効果の高いメニューにブラッシュアップ。“からだが温まるメニュー”の王道である鍋料理は今冬に向け、針生姜たっぷりの「黒豚と生姜の出汁しゃぶしゃぶ」を開発し、早くも人気となっている。
また、オープン時から提供しているポークステーキも特に人気が高いメニューの一つ。その時々で最良の銘柄豚を仕入れており、現在は京都ポークを使用。黒糖やカツオだしをベースにした生姜ソースと、リンゴをすりおろしたアップルジンジャーソースのWソースで食すのが特徴だ。「お通しで出している『生姜のポタージュ』も、オープン以来の名物です。これは、生姜とサツマイモ、ジャガイモにカツオだしを合わせた和風ビジソワーズ。非常に手間がかかるのですが、お代わりをされる方もいるほど好評です」と橋本氏。料理は全て手作りで、デザートも含めてほとんどの料理に生姜を使用している。「生姜は高知から取り寄せ、月に約150キロ使います。『食べているうちに体がポカポカしてきました』というお客様の声が多いですね。生姜は風味が強いので、使いすぎないようにバランスに気を付けています」(橋本氏)。各テーブルには生姜パウダーと塩を合わせた「生姜塩」が置かれ、さまざまな料理に使うことで味の変化を楽しめる。
ドリンクも手作りシロップを使う「生姜ビール」(660円)、「生姜ハイボール」(550円)などのほか、お酒を飲まない人も多いため「自家製ジンジャーエール」(440円)や「生姜番茶」(385円)といったソフトドリンクも豊富にラインナップ。「ここにしかない」料理やドリンクで、今後も他店と差別化して集客を図っていく考えだ。
東京都武蔵野市吉祥寺南町1-3-3 吉祥寺南口ビルB1
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