2020/11/24 特集

今冬は積極的に提案したい!からだが温まるメニュー(3ページ目)

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名物「梨久カレー」から派生した、石焼鍋で食す絶品サイドメニュー

焼肉 梨久[愛知・名古屋]

最後までアツアツ!具材はあえてシンプルに

 テーブル個室の上質な空間で、松坂牛や宮崎牛、常陸牛など、厳選A5ランクの黒毛和牛を楽しめる焼肉店。しゃぶしゃぶやすき焼きのコースも充実しているほか、サイドメニューにも力を入れているところが特徴の一つ。中でも、名物として不動の人気を誇るのが「梨久カレー」だ。

 野菜は全てミキサーにかけてルーに溶け込ませ、3種類のカレー粉にガラムマサラ、ナツメグなどの香辛料をブレンド。「コースの選べるシメとして、ご飯より『梨久カレー』を選ぶお客様が多いです。単品でもビビンバやクッパより多く出ます」と料理長の西岡徹也氏。来店するたびにテイクアウトするファンもいるという。

石焼カレーうどん 1,540円/来店客のリクエストから生まれた自信作。石焼鍋で提供することで、最後まで熱いまま食べられる
自慢のルーは太めのうどんと相性抜群。カレーのスパイスで体がポカポカに
トッピングのご飯と卵は無料で提供。カレーライス風にして食べる人も多い

 その「梨久カレー」をベースに西岡氏が考案したのが「石焼カレーうどん」。「肉を食べた後は胃の中に脂がたまっているので、消化を助ける意味でも体を温める料理が適しています」と西岡氏。器は石焼鍋を使って最後までアツアツを楽しめるように工夫するとともに、具材は肉を入れず、ネギと油揚げだけにして、肉料理の後に食べても重くならないようにした。当初は裏メニューだったが、3年前にグランドメニューとなり、反響も上々だ。

「石焼カレーうどん」のほか、「三輪そうめん」や「更科そば」「冷麺」などもある

充実のサイドメニュー。「ザブトン炙り寿司」(右)は、料理長の技が生きた一品。「自家製プリン」(左)には、ブランド卵を使用

 他にも、寿司職人の経験を生かし「ザブトン炙り寿司」なども開発。「今後はジビエなど、焼き肉店には珍しい食材も使いたい」と西岡氏は意欲を語る。

焼肉 梨久[愛知・名古屋]
愛知県名古屋市中区錦3-13-32 第四錦ビル1F
https://r.gnavi.co.jp/h2m7r1jd0000/
名古屋駅前と並ぶ、名古屋随一の繁華街である錦・栄エリアの一角に十数年前にオープン。約6年前に、そこから程近い現在地に移転リニューアルした。企業の接待や宴会、記念日などの利用が多い。
料理長 西岡 徹也 氏
水産高校を卒業後、回転寿司チェーンで寿司職人や店長を務める。その後、他業界を経て飲食業へ回帰。6年前に現在の会社に入社し、3年前から現職。

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