大阪・関西万博「アースマート」盛況のうちに閉幕！未来の食のヒントを届けたパビリオン

更新日：2025.11.13

飲食業従事者が必見のパビリオン「アースマート」

2025年4月に始まった大阪・関西万博。広大な会場には国内外の多彩なパビリオンが並びました。中でも、飲食業に携わる人々が注目したのが、食の未来を考える場として設けられた EARTH MART（アースマート） です。

未来の食は、気候変動による収穫量や食材の質の変化など、これまでとは異なる課題が増えていくことが予想されます。こうした背景もあり、飲食業関係者にとってEARTH MARTは有益な情報や体験を得られる場所として、多くの来場者に活用されました。

また、閉幕間際には、EARTH MARTと連動した若手料理人のコンペティション「RED U-35 2025」が開催され、未来の食を担う世代の活躍が披露されました。

目次：
・EARTH MART（アースマート）
・EARTH FOODS 25 ～世界に共有したい日本発の食の知恵～
・RED U-35 応援プランを実施
・グランプリは 須藤 良隆 氏（新潟「La Plage」）に決定！

EARTH MART（アースマート）

大阪・関西万博の見どころの一つが、8人のプロデューサーがそれぞれの視点で創り上げる「シグネチャーパビリオン」。EARTH MARTはそのうちの一つで、会場の象徴的な存在である全長約2kmの木造建築「大屋根リング」の内側中央、「シグネチャーゾーン」にありました。

プロデュースを手がけたのは、食や地域文化にも深く関わる放送作家・小山 薫堂さん。食といのちの循環をテーマに、未来の食との向き合い方を提案する、体験型のパビリオンです。

食といのちの循環に触れ、未来へのヒントと出会う空想のスーパーマーケット。

EARTH MARTは、まるでスーパーマーケットで買い物するような感覚でワクワクしながら、これまで当たり前だと思っていたことをリセットし、新しい食べ方と向き合うさまざまな体験が散りばめられています。伝統、文化、社会課題、テクノロジー…食の現在をニュートラルに見つめ直し、食べることの喜びと、私たちが次の時代に命をつむいでいくヒントに出合える場所。

EARTH MART内には、生産者、一流シェフ、フードテックなど、さまざまな食の担い手たちと共に創り上げた空間。食がいのちであることを見つめ直す「いのちのフロア」、そして新しい食べ方のヒントに出合える「未来のフロア」が展示されており、多角的に食の可能性を体感できました。

EARTH FOODS 25 ～世界に共有したい日本発の食の知恵～

EARTH MARTのコンテンツの一つであるEARTH FOODS 25では、世界や未来に発信したい、日本ならではの知恵と技術が詰まった25種の食材を紹介。

海藻、発酵食品、米粉、豆乳など、まだ世界に広く知られていない島国日本ならではの魅力的な食材が集結。各食材紹介の下には、名だたる料理人の方々に協力いただいたコンセプト料理の展示も。

この選び抜かれた日本発の食のリスト「EARTH FOODS 25」を軸に据え、その食材を使用することを条件としたのが、国内最大級の若手料理人コンペティション「RED U-35 2025」です。若手料理人たちが、自身のビジョンを料理というかたちで表現することに挑戦。技術と感性を競い合いました。

RED U-35応援プランを実施

当大会では、大阪・関西万博と連動する形で最終審査・授賞セレモニーを大阪で開催。より多くの方々に「RED U-35」を応援していただけるよう、「RED U-35応援プラン」を用意しました。若手シェフを応援することは、世界に誇る「日本の食」の未来を守ることにつながる——私たちはそう信じています。

グランプリは 須藤 良隆 氏（新潟「La Plage」）に決定！

2025年10月5日、「ファイナル／授賞セレモニー」が大阪・関西万博 EXPOホールで行われ、須藤 良隆（すとう よしたか）氏（新潟「La Plage（ラ プラージュ）」がグランプリ（レッドエッグ）に輝きました。

公式：グランプリ（レッドエッグ）発表ページ
紹介記事：RED U-35 2025　グランプリは 須藤 良隆 氏（新潟「La Plage」）に決定！

最新情報は、以下公式サイトにて随時配信！
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