売りを伝えるお通しや曜日特典で地元に根付く店に

個室居酒屋 蔵之助-人通りの少ない住宅街にある居酒屋。鶏業態の飲食店が周辺に増加したため、鶏モモ肉を備長炭の煙で燻しながら焼き上げる「大山鶏もも備長炭燻焼」を提供し、差別化を図っている。

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個室居酒屋 蔵之助

千葉 行徳 居酒屋

1階にはテーブル席やカウンター席、2階には掘りごたつの個室などを備える

新作メニューで他店と差別化。接客の質を高める取り組みも

地下鉄南行徳駅に近い、人通りの少ない住宅街の裏通りに2005年オープンした居酒屋。1階はカウンターやテーブル席など、2階には5つの個室を備え、平日はビジネス層、土・日曜日はファミリーを集客。普段使いや宴会、接待などで利用されている。

当初から、トロトロの食感が楽しめる串焼き「朝〆大山鶏レバー」(238円)や「手ごねつくね串」(200円)などの鶏料理を売りに、着実に常連を増やしてきた。そんななか、ここ数年で大手チェーンを含む鶏業態の飲食店が周辺に増加。そこで、他店との差別化を狙って、今年5月、鶏モモ肉を備長炭の煙で燻しながら焼き上げる「大山鶏もも備長炭燻焼」(680円)を提供し始めた。「大手チェーンと価格競争をするのではなく、食材のよさを活かした特徴ある料理で勝負しようと始めました。弾力のある大山鶏を、炭の香りとともに味わえる一品で、お客様からも好評です」と、實川氏は語る。コース利用では、売りの鶏料理を含む全9品の「蔵之助コース」(4,000円、飲み放題付き)が一番人気だ。

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