アイヌ文化の発信と道産の海鮮をアピールし客層拡大

北海道海鮮和食と道産酒 海空のハル-リニューアルを機に「アイヌの伝統文化を伝える」をコンセプトを加えた居酒屋。伝統住居を再現した個室を設けてアイヌの伝統食も提供し、集客に成功している。

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北海道海鮮和食と道産酒 海空のハル

北海道 札幌・狸小路 居酒屋

蔵元の名を冠した個室にはポスターやのぼり、蔵人の前掛けなどを展示し、売りの道産酒をアピール

人気の居酒屋をリニューアル。アイヌ料理で女性が急増中

地下鉄すすきの駅から徒歩約2分。「北海道海鮮和食と道産酒 海空のハル」は、札幌市電・狸小路停留所近くのビル5階にある。海鮮が売りの居酒屋として19年間営業してきたが、2017年5月にリニューアルした。

稚内、礼文、函館など、道内各地の漁港から仕入れる魚介や地元の食材を使った料理はそのままに、新たに加えたのが「アイヌの伝統文化を伝える」というコンセプト。「リニューアルの際、オーナーが北海道白老町のアイヌ民族博物館が進めるアイヌ文化の世界への発信・普及活動『ルイカ(アイヌ語で橋)・プロジェクト』を知り、賛同。また、本格的なアイヌ料理を提供する店が札幌にはほとんどないことから、新たな特徴として打ち出そうと決めました」と、ホールマネージャーの星真人氏は経緯について話す。

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