カワニシブロイラー
香川 高松・片原町 居酒屋
名物料理は見せ方を工夫。ボトルキープの常連も多数
琴電片原町駅からすぐの片原町西部商店街に、2015年3月オープンした居酒屋。店内は照度を落としたうえで提灯を吊るし、昭和の大衆酒場のようなレトロで賑やかな雰囲気を演出する。店の前にはテーブル席を設け、通行人の目に留まりやすいよう工夫するほか、のれんには「酒全品二八〇円」と書き、売りをアピールしている。
名物の「肉豆腐」(378円)や朝挽き鶏の焼鳥などを注文し、アルコールを2~3杯飲むという人が多く、客単価は2,000円。客層の中心は20代前半~40代で、なかには週5日通う常連客もいる。「元気になって帰ってもらいたいので、活気ある店づくりを心がけています。料理はすべて手作りし、“安くておいしい店”を目指しています」と、専務取締役の糸谷泰彦氏は話す。
店に入ってすぐカウンター席があり、その前のオープンキッチンには、「肉豆腐」を煮込む大きな鍋を置いている。「入店した人の目に必ず入る場所に鍋を置き、視覚的にもアピールして、オーダーにつなげています」と糸谷氏。「肉豆腐」は、牛のスジ肉や赤身などを入れ、豆腐とともに地元・小豆島の「金両醤油」を使ってじっくりと甘辛く煮込む。来店客のほとんどが注文する、文字通り名物メニューとなっている。