料理の量やコースを工夫し、女性が入りやすい店を追求

気軽に立ち寄れる洋風居酒屋である富山・高岡の「Dining riposare」。想像以上に人通りが少なく、フリー客がつかめなかったが、グループの予約を狙ってぐるなびを活用。店舗ページを刷新し、予約獲得につながった。

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Dining riposare(リポサーレ)

富山 高岡 洋風居酒屋

 再開発が進み、近年改装された高岡駅の地下街に、2018年3月オープン。「メインターゲットは女性。気軽に立ち寄れる“洋風居酒屋”にするため、店内の照明を明るくし、店の前の通路から中の様子が見やすいようにしました」と話すのは、シェフの丹羽和希氏。カウンター上部にはグラスを並べスタイリッシュに。女性が1人でもくつろげるおしゃれな雰囲気に気を配った。だがオープン当初は「想像以上に人通りが少なく、フリー客をつかめなかった」(丹羽氏)と苦戦。そこでグループの予約を狙ってぐるなびを活用し、まずは店舗ページの写真をプロのカメラマンに依頼し、店内やメニューが伝わりやすくなるように作り込んだ。また、「時間無制限飲み放題」など様々なプランを打ち出し、反響を見てブラッシュアップを重ねていった。

「リポサーレ」とはイタリア語で「休息」の意。カウンターはカジュアルバーの雰囲気が漂う

 結果は上々で「店舗ページを刷新した昨秋以降、予約数も増えました」(丹羽氏)。なかでも「飲み放題3時間付き女子会プラン」(4,500円)がヒットし、貸切利用も多くなり、徐々に認知が広がった。さらに、ピザやサラダではハーフサイズを提案したことで、1人や少人数で立ち寄るフリー客に喜ばれ、リピーターが増加。週末は満席になるなど、集客を伸ばしている。

ここがポイント!

多彩な料理はハーフサイズもOK!
イタリアンを中心に洋風料理を多彩にラインナップ。ピザやサラダはハーフサイズでも提供し、1人や少人数でも利用しやすいように工夫して集客につなげている。
女子会コースでグループの予約を促進
グループでの予約を促進するため、様々なコースプランを打ち出して反響をリサーチ。もっとも好評なのが、「飲み放題3時間付き女子会プラン」で、予約が増加している。
エリアの特徴
高岡市は、富山市に次ぐ県内第2の都市。玄関口の1つである高岡駅には鉄道3路線が乗り入れる。駅前は整備が進み、駅ビルやホテルなどがある。
Dining riposare(リポサーレ)
富山県高岡市下関町6-1 クルン高岡B1
https://r.gnavi.co.jp/k8uv72fs0000/
シェフ 丹羽 和希 氏
金沢市内のホテルを皮切りに、チェーン店や病院での調理も経験。将来的に独立を目指す。