鮮度抜群の刺身で差別化し接待や宴会を多数獲得

落ち着いた空間で40代以上を集客する居酒屋「三嶋和食 わ」。開店直前にさばく新鮮な刺身が売り。ランチでは30種以上メニューをそろえて女性から好評だ。平日でも予約が入り、ディナーの集客にもつながっている。

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三嶋和食 わ

静岡 三島 居酒屋

 14歳から修業を始めた店主の米田憲氏が、2018年2月にオープンした創作和食店。JR三島駅から徒歩12分の場所に位置し、落ち着いた和の空間で40代以上を中心に集客する。30以上ものメニューをそろえるランチは、女性が8割を占め、ディナーは男性がメインでビジネス層の接待の利用が多い。

1階には掘りごたつ席(写真)のほか、接待でも使える個室を用意する

 ディナーでは、来店客の8割がコースを利用。コースの内容は日替わりで、全6品2,600円から8品5,500円(いずれも税抜)まで4コースを用意。売りである開店直前にさばく刺身を盛り込み、仕入れがあればマンボウやイルカなど珍しい種類も提供する。「新鮮な魚を目当てに、遠方から来る方もいらっしゃいます」と米田氏は話す。さらに、予約時の電話では苦手な食材やアレルギーなどをヒアリングし、柔軟に対応することでファンを増やしている。また、8月からは定休日の火曜日に完全予約制で「店主おまかせ創作コース」(8,000円・税抜)を開始。「カウンター越しにゆっくり話をしながら料理を提供したいと思っています」と米田氏。

 ドリンクは、静岡県の地酒を中心に日本酒と焼酎を各15~20種常備。観光客や出張客に好評だ。

 ぐるなびでは更新代行サービスを利用。落ち着いた雰囲気を伝え、宴会や接待で使えることをアピールしている。

ここがポイント!

開店10分前に締めた刺身で差別化
刺身は仕入れ先の鮮魚店で開店10分前に活魚を締めてさばき、抜群の鮮度で提供。みずみずしさや食感が好評で、刺身を目当てに遠方から来店する人もいる。
種類豊富なランチメニューで集客に成功
ランチは「鳥と牛蒡の唐揚げ膳」(1,000円・税抜)など30種以上用意し、平日でも予約が入り満席に。利用客の口コミで認知を広げ、ディナーの集客につながっている。
エリアの特徴
伊豆の玄関口といわれる三島市。三島駅近くには三嶋大社があり、週末は観光客で賑わう。新幹線が停車するため、出張で訪れる人も多い。
三嶋和食 わ
静岡県三島市大宮町2-9-21
https://r.gnavi.co.jp/ghwhtfet0000/
店主 米田 憲 氏
中学卒業後、料理人の道へ。ホテルや寿司店などで修業し、和食店の料理長を経て独立。