野田屋町バル SAKURA-サクラ-
岡山 岡山駅東口 居酒屋
おしゃれな空間で女性を集客。テイクアウトメニューも充実
JR岡山駅東口周辺のにぎやかなエリアから少し離れた野田屋町。そこに2016年8月オープンした「野田屋町バル SAKURA」は、アメリカのガレージをイメージしたおしゃれな店内が評判だ。来店客の7割をターゲットである女性が占め、30~40代を中心に記念日や女子会などで利用されている。バルをうたってはいるが、「ジャンルにこだわらず、お客様の喜ぶ料理を出しています」と、店長の幡多勇太氏は語る。
さまざまな業態で経験を積んだ幡多氏が看板メニューとして打ち出したのはアヒージョ(935円~)で、オープン当初から名物として定着し、98%のリピート率を誇る。目の前の小鍋にオリーブオイルを入れて煮る食材のおいしさを、いかに持続させるかを意識し、熱源を検討した結果、採用したのがアウトドア用のガスコンロ。これで提供することで最後までアツアツで食べることができ、満足度アップにつながっている。加えて、月~木曜日限定の「アヒージョの食べ飲み放題コース」(3,850円)も好評。「場所柄、通りすがりで入店されるお客様は少ないので、他店と差別化し、来店動機になるようなコースとして考案しました」と、幡多氏は狙いを話す。食べ放題のアヒージョは、まずマッシュルーム、エビ、ナス、ズッキーニ、ベーコン、ニンニクを提供し、その後は好きな具材を追加注文できるシステム。追加の具材はブロッコリーや砂肝、明太子など20種以上をそろえ、シメには食材のうま味がしみ出たオリーブオイルで作るペペロンチーノを提供する。同コースにはアヒージョのほかに、約10種の料理をワンプレートに盛り付け、アラカルトでも人気の「タパス盛り合わせ」やサラダ、プチデザートも付き、バゲットも食べ放題。90分飲み放題も付いたお得感が受け、リピーター獲得につながっている。
アラカルトの利用も多く、料理への期待値を高める「お通し」(495円)にも力を注ぐ。最近は低温調理した鴨肉を提供するなど、内容は季節により変えている。そのほか、ぐるなびの担当営業のすすめでグランドメニューに取り入れた、岡山県産パクチーを使う「岡山森林鶏ガーリックチキン 岡山パクチーソース」(1,078円)や「フレッシュマッシュルームと岡山パクチーのサラダ」(858円)も、地元のメディアなどで取り上げられ話題に。さらに、ドリンクもパクチーを使った「岡パクヒート」(638円)や、県産白桃の代表品種「清水白桃」で作る「清水白桃角ハイボール」(660円)など、地元の食材を使用したメニューをそろえ、注目を集めている。
2020年にはテイクアウトも開始。ポテトサラダやオムレツなどが入った「人気のタパス盛り合わせ10種」(1,200円)のほか、ホームパーティー需要にも応える「おうちでアヒージョセット」(3~4人前3,500円~)も用意。これらの情報発信にはInstagramなどSNSを積極的に活用する。
「ぐるなびは、食材や飲食業界全体の情報収集という意味でもとても役に立っています」と話す幡多氏。まだまだ厳しい状況が続く中、「待っていても仕方がないので、店から情報を発信することが大事。新たにクラフトジンを使ったドリンクをメニュー化するなど、今後もチャレンジを続けていきたい」(幡多氏)と前を向いている。
ここがポイント!
岡山県岡山市北区野田屋町1-2-15
https://r.gnavi.co.jp/m4dd2fb50000/