炭火 はじめ
神奈川 相模原・橋本 居酒屋
店の情報を積極的に発信し、ファンとのつながりを強める
2019年7月、神奈川・橋本駅から徒歩5分のビル1階にオープン。近隣にドミナントで展開している「月夜グループ」の3号店だ。店の向かいにはビジネスホテルや複合商業施設があり、近くには住宅地が広がる。道路に面したエントランスはガラス張りで開放感があり、1人客でも安心して来店できる雰囲気。一方、入り口には大きなのれんを掛けて程良い目隠しとすることで、地元の常連客が人目を気にせずくつろぐことができるようにと気を配っている。
開店当初からの売りは「炭火焼き」。店長の岡田昌也氏は「素材の良さを引き出すことができ、香りや火入れの加減によって幅広い味わいが生み出せる」と炭火焼きへの思いを語る。一番人気は野菜を豚肉で巻いた「野菜肉巻き串」で、「トマト巻き」や「アスパラ巻き」(各275円)などを単品や盛り合わせで提供。「おまかせ5本盛り」(1,320円)には「A5黒毛和牛のつくね串」(385円)も入れて、好評を博している。また、ブランド豚のモツで作る「和豚『もちぶた』もつ煮」(440円)も看板料理の一つ。海鮮だしをベースに煮込み、塩で味付けしたあっさり味が特徴だ。さらに信頼する仲買人を通し、毎朝、魚市場で仕入れ、新鮮な魚介を刺身などで提供している。
主な客層は、近隣に住む30代後半から50代のビジネス層。自宅に帰る途中に立ち寄る常連客が多いという。「カウンター越しにお客様に話しかけるなど、明るく元気な接客を心がけており、当店に来ると元気になると言ってリピートしてくれるお客様も少なくありません」(岡田氏)。
2020年夏からランチ営業を開始し、「塩唐揚げ定食」(748円)など定食メニュー10種類を用意。女性の1人客や若者など新たな客層が来店し、昼飲みの需要もつかんでいる。さらに、2021年4月末からは定食に注力し、「はじめ食堂」と銘打って種類を2倍に。ご飯は、白米かガーリックライスの2種類から選べるようにした。「バラエティーを持たせ、利用頻度を高めたいと考えました」(岡田氏)。夜でも利用可能とし、食事需要を獲得している。
また、同時期からテイクアウトも強化。現在は、定食は全て弁当としても販売するとともに、おつまみの一品料理も全てテイクアウトに対応。さらに、テイクアウト限定として惣菜を盛り合わせた「パーティセット」や「豪華BBQセット」(各4,000円~)も用意して、増加する家飲み需要に応えている。岡田氏は「当店の料理を求めて来店してくれるお客様がいることがありがたく、自信にもつながっています」と手応えを語る。
そのほか、レモンを皮ごと搾ってこして作る「はじめのレモンサワー」(528円)が「夏場はビールをしのぐオーダー数」(岡田氏)と絶好調。同じものを炭酸で割るノンアルコールドリンクも好評だ。
ぐるなびにはオープン当初から加盟し、店のこだわりとコース、テイクアウトをアピール。Instagramも活用して、情報発信を行っている。また、グループ店共通のアプリ「つきよあぷり」を開発。来店ポイントを付与するほか、イベント情報や各店のお得な情報をリアルタイムに発信しており、店とファンとのつながりを強めている。
ここがポイント!
神奈川県相模原市緑区橋本3-13 パークスクエア1F
https://r.gnavi.co.jp/6s683dtj0000/