店舗全焼から復活を果たし、予約なしでは入れない超人気店に
東京・赤羽駅東口から徒歩3分の通りに、2024年4月オープンした「居酒屋燃えた うらめし屋 赤羽」。ガラス張りの16坪の店内に41席を設け、30~40代を中心に集客。“ワンランク上の大衆酒場”をコンセプトに掲げ、客単価は4,000~4,500円と周辺よりやや高めで、デートでの利用も目立つ。
経営母体である合同会社GoZでは、2023年の年末に直営の居酒屋が火事で全焼し、閉店を余儀なくされていた。その約4カ月後、再起をかけてオープンしたのが「うらめし屋」だった。店名は、自店舗が開業1年足らずで全焼したことへの「うらめしい」思いと、大衆酒場が連なる赤羽一番街からその「裏通り」に移転したことに由来する。「燃えてしまった店はカジュアルな大衆酒場でしたが、立地的に同じ業態で戦うのは難しいと判断しコンセプトを一新しました」と、営業本部飲食事業統括本部長、濱田 裕志 氏は話す。
狙いは的中し、食への感度が高い層を集め、予約で常に満席状態。回転率は平日3回転、週末4回転という繁盛ぶりで、月商は1,000万超を維持している。
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居酒屋燃えた うらめし屋 赤羽
業態:居酒屋
席数:41席
客単価平均:4,000~4,500円
客層:30~40代が中心
利用シーン:普段使い、宴会、記念日
アクセス:JR赤羽駅 徒歩4分
営業時間:16:00~23:00(土・日曜日・祝日は15:00~)
定休日 :無休
https://r.gnavi.co.jp/22u6kd410000/
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繁盛へと導いた、3つのポイント
【POINT1:メニュー】映え要素&おいしさの追求でファン獲得
【POINT2:ドリンク】茶カクテルなど、ドリンクでもオリジナリティーを発揮
【POINT3:販促】出店の経緯をSNSで拡散させて認知度アップ
【POINT1:メニュー】映え要素&おいしさの追求でファン獲得
濱田氏は「料理は映えも大事」と語り、再出店にあたり味だけでなく見た目にもこだわったメニューをそろえた。
一番の売り「牛たんてっさ」(ハーフサイズ1,188円、普通サイズ2,178円)は低温調理した牛タンを薄切りにし、てっさ風に盛り付けた珍しい一品で、他店との差別化につながっている。ほかにも、「サーモンレアカツ」(1,078円)と「出汁巻きたまご」(825円)は、トレンドを意識しイクラをたっぷりのせた豪華な仕立てが話題に。人気の「大人のポテサラ」(605円)は来店客の反応を見ながら盛り方を変えており、以前はアイスクリームコーンをのせて遊び心を演出していたが、食べ方がわかりにくいことから変更。現在は削ったチーズをたっぷりかけるスタイルで提供している。
これらの映えるメニューはSNSで拡散され新規客の呼び水になっており、味やボリューム感でも評価が高く、リピーター獲得にも貢献している。
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流行を取り入れた「サーモンレアカツ」(1,078円)。映えを意識してレアな断面を見せ、タルタルソースは柴漬けを加えてピンク色に -
定番料理にイクラをのせて特別感を演出した「出汁巻きたまご」(825円)。ボリューム感もあり、オープン時からの人気メニュー
【POINT2:ドリンク】茶カクテルなど、ドリンクでもオリジナリティーを発揮
ドリンクもビジュアルを意識したものをラインナップ。特に女性に人気なのは、お茶を割り材に使った「茶カクテル」で、「カシスほうじ茶」「ライチジャスミン」「ピーチアイスティー」(各605円)の3種を用意している。
ほかに「かち割りワイン」の「かち割り黒(濃い赤ワイン)」と「かち割り白」(各605円)は、6~9月の夏季限定でかき氷用の使い捨て容器に入れて提供して、付加価値を高めている。
また、日本酒以外の全ドリンクを対象にした2時間飲み放題(2,200円)も好評。3杯以上でお得になると案内することで、来店客の半数以上がアラカルト+単品飲み放題で注文。利益率は下がるが、「料理が周辺より高めなぶん、お酒でお得感を味わってほしい」(濱田氏)という狙い通り、来店客の満足度アップにつながっている。
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【POINT3:販促】出店の経緯をSNSで拡散させて認知度アップ
自社店舗がもらい火による火災で全焼するという不幸に見舞われたが、この逆境を逆手に取り、その経緯をTikTokで発信したことが大きな宣伝効果を生んだ。1本目の動画は150万回以上もの再生回数を記録し、その後も新店舗開店までの様子を公開。店舗全焼からの復活というストーリーを見せることで、順調な滑り出しに成功した。「オープン直後から想定以上の売上でした」と濱田氏は振り返る。
オープン後もInstagramやTikTokでインフルエンサーによる拡散が続き、認知度はさらに上昇。ぐるなびをはじめ3つのグルメサイトにも登録し、幅広い層にアピールしている。
そのほか、集客の秘けつは“現場の力”にもあるという。「サービスやクレンリネスを徹底することがリピートにつながる。そのためにはまず、従業員が気持ちよく働ける環境でなければいけません」と濱田氏。アルバイトが定着するよう丁寧にサポートするなど、良いチームをつくる教育に注力している。
「うらめし屋」以外にも「ニクマレヤ赤羽本店」をはじめ、赤羽を中心に複数店舗を運営。2025年6月には近隣に姉妹店「居酒屋増えた 裏裏飯屋」もオープンするなど順調に出店を続けており、今後も赤羽を拠点に積極的に店舗展開していく考えだ。
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