Part 3 CASE STUDY すてきな店の、いけてるトイレ余裕を持ったゆったり空間。担当による巡回制で除菌を徹底
【奈良・天理】肉匠 迎賓館 天理店
2014年、天理市に2号店としてオープンした「肉匠 迎賓館 天理店」。「1号店は設計上、トイレを1つしか作れなかったので、ここには最初から複数作ろうと考えていました」と話すのは、代表の杉谷和重氏。「小さな個室3つ」か「ゆとりの個室2つ」を検討し、後者を選択した。「友人同士、記念日、接待など、どのお客様にも、『ひと息つけるリラックス空間』にしたかった」のが、その理由だ。
トイレの清掃については「特別なことはしておらず、『常に清潔でキレイな店』と言われるように、システマチックにして『見える化』しています」と、杉谷氏。営業時間中は各スタッフを「デリバリー」「ドリンク」「お迎え」「サービス」などの担当に振り分け、「サービス担当」が最低1時間に1回はトイレを巡回。営業のピークタイムは15~30分に1回チェックするという。特にウイルス対策には気を遣っており、来店客の手が触れるドアノブや便座、シンク周りは、毎回消毒液を吹きかけて拭いている。また、1時間単位の掃除確認表を貼り、ペーパー・便座・備品など8カ所の項目を設定してチェック。終了後はリーダーへの報告と、リーダーの再チェックにより清掃漏れを防いでいる。「店内アンケートでは『トイレがきれい』『アメニティが充実している』といったお声をいただくことも多いですね」(杉谷氏)。“トイレのにおい”がまったくしない清潔空間が、日々の努力によって築かれている。
奈良県天理市勾田町115-1
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