【アンケート】“店の分煙・禁煙化”について飲食店に聞きました
分煙・禁煙化により、集客面で+の効果を実感
Q6~11は、“店の分煙対策や禁煙化”について、ぐるなび加盟店にアンケート調査をした結果。
まず、自店の禁煙席などの設置状況(Q6)については、約6割の飲食店が「喫煙可」(「禁煙タイムあり」含む)と回答。喫煙室の設置を含め、店内フロアにおける分煙対策が進んでいないことがわかった。
一方で、分煙や禁煙にしている理由を聞くと(Q7)、約半数が「料理をおいしく味わってほしいから」と回答。分煙や禁煙の店では「たばこの臭いで料理の味が落ちる」という考えが多いのだろう。
では、分煙や禁煙にするうえで不安はなかったのだろうか(Q8)。客数や常連客の減少が不安だったという意見が一定数あるなか、「特になかった」(42.7%)が最多に。Q7で「世間的なニーズの高まり」(37.1%)を感じていた店も多く、不安以上に新規客獲得などへの期待の方が高かったと推測できる。
Q9では、禁煙化などによる影響を聞いた。「特に影響は感じない」(24.2%)という店もあったが、項目ごとに見ると、「減少」より「増加」が全体的に多く、売上や集客の面で好影響があったといえる。逆に、「減少」が多かったのは「男性客」。この原因としては、喫煙者の男性比率が高い傾向にある(Q1で喫煙者と答えた中の約7割が男性)ことが考えられる。
最後に、喫煙や分煙、禁煙の告知状況について。約6割がインターネット上で情報を掲載する一方で(Q10)、約7割が店には掲示していなかった(Q11)。「改正健康増進法」における掲示義務への対応はもちろん、入店後のトラブル回避のためにも、多くの店舗で対策が必要になりそうだ。