見た目や味わいの異なる多種類の卵。ワクワク感と違いが感動を生む
【東京・千石】喜三郎農場
約100種の卵を試食し個性ある卵を厳選して提供
入口の扉を開けると、目に入るのは、様々な殻の色の卵の数々。都心にありながら住宅が多い文京区・千石に店を構える「喜三郎農場」は、卵に魅せられたオーナーの髙木大地氏が2009年に出店。きっかけは、髙木氏が山梨県で飲食店を営んでいたときに、近くの養鶏場でこだわりの卵に出合ったことに始まる。「卵の濃い味わいに感動しました。飼料や育て方で殻や黄身の色、味、香りが異なることを知り、東京で出店する際に卵をコンセプトにした店にしようと考えました」(髙木氏)。
開店当初、扱う卵は3種類だったが、全国各地の卵を約100種試し、現在は産地や特徴の異なる8種を厳選。それを、日替わりで5~8種用意し、卵の特徴をダイレクトに味わえる卵かけご飯の定食を昼・夜ともに提供する。なかでも卵が食べ放題になる「卵かけご飯御膳」(800円)と、ランチ限定で提供するご飯・卵が食べ放題の「TKGおおまくれ御膳」(1400円)が人気。殻が青い卵、黄身の色・味ともに濃い卵、黄身が白い卵、ゆずの香りがする卵など、来店客がテーブルに並べられた個性豊かな卵の中から好みのものを選んで楽しめる。通常、4~5個程度試す人が多く、10個以上食べる人も珍しくないという。
「お客様がワクワクしながら卵を選び、食べ比べておいしさや違いに感動してくれるのがうれしいですね」と髙木氏。「これからも価値ある卵をもっと探したい」(髙木氏)と意欲を見せる。
https://r.gnavi.co.jp/e533700/
東京都文京区千石1-23-11