2021/04/27 特集

あなたのお店の料理を“半逆光のスマホ撮影”でさらにおいしく!目からウロコのSNS写真術(3ページ目)

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料理編実践テクニック テーマを決める

 スマホでの写真撮影の基本を学んだところで、実践編として覚えておきたいのが、「その料理の何を見せたいか、テーマを決めること」と岡村氏は話す。伝えたいことがはっきりすれば、どう撮るかが決まるからだ。

 例えば、料理全体や器の形などを見せたいときは、あえて真俯瞰で撮影するのがおすすめで、“インスタ映え”する構図としても人気が高い。また、スープや汁ものは、「中身の具材が見えるよう、スプーンなどですくって動きを出した方が目を引くことができます」(岡村氏)。さらに、温かい料理は湯気を写すことで臨場感のある写真になるだろう。最近増えているテイクアウトの弁当については、平べったくなることが多いので、おかずを重ねるなど、なるべく立体感が出るよう盛り付けて撮影すると良い。

グラタンなど中身が見えない料理は、フォークなどですくいつつ、そのタイミングで立ち上る湯気を逃さず写す。こうすることで料理のアツアツ感をアピールできる
店内の照明を全て消し、半逆光で陰影をつくりつつ、料理のバックを暗くする。そうすると、白い湯気をはっきり写すことができる
料理や皿の形を見せたいときや、ピザなど平面的な料理などは俯瞰で撮ってみる。また、パッと見でどういう料理か、どんな食材が使われているかを伝えたいときや、コース料理など複数の皿を並べるケースでも使える
中央に料理を置くのももちろんいいが、あえて左右どちらかに寄せ、端が切れるようにしてみる。そのほか、料理を斜めに置いてみたりすると写真に動きが出る
  • 平べったくなる弁当は、おかずをご飯や別のおかずの上に重ねるなど立体感が出るよう工夫しよう
  • お酒のボトルなどはあえて光の量を抑えることで、冷たい印象だが大人の雰囲気になる

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