動画編
近年は、Instagramに動画を投稿したり、YouTubeにチャンネルを開設する店も増えている。そこで、スマホでの動画撮影のテクニックについても触れておこう。
「照明・ライティングの考え方は、写真の場合と基本的に同じです」と岡村氏。ただ、「動画では静止画よりも光量が必要になるので、店内なら照明を全てつけて、最大限に明るくすることがポイント」。そして、縦・横のどちらで撮るかを事前に決めておくことも重要で、Instagramであれば縦、YouTubeなら横の方が見やすい動画となる。
また、動画だからこそ、「動きのあるシーンを意識したい」と岡村氏。料理であれば引いた状態からアップに寄ったり、調理ならフライパンを振ったり、炎が立ち上がる場面を写すなど、見る人を飽きさせない工夫が必要だ。さらに、動画撮影で最も注意しなければいけないのは手ブレ。静止画同様、両手でしっかりスマホを持ち、脇を締めることで安定した撮影が可能になる。加えて、動きながら動画を撮影する場合は、「ジンバル」や「スタビライザー」と呼ばれる、スマホの水平を保ち、手ブレを補正する機器も活用しよう。
スマホの水平を保ち、手ブレや揺れなどを補正してくれるスタビライザー。スタンド機能付きのものもあり、安価なものなら3,000円程度で購入できる
【One Point】アプリをうまく活用して、魅力的な写真・動画に加工する!
SNSに投稿する写真を、より魅力的な写真に加工できるアプリが多数あり、中でも食べ物の写真に特化したフィルターが30 種類以上用意されている「Foodie」や「SnapDish」「miil」などが人気だ。また動画でも、基本的な編集機能だけでなく、自動動画編集機能も搭載した「VivaVideo」などがあるので、使いやすいアプリを見つけたい。
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