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[PR] 消費者庁の動画で学ぶ!飲食店の「食物アレルギーに関する情報提供」対応のポイント!

外食・中食業における「食物アレルギーに関する情報提供」を求める声が高まっている昨今ですが、多くの飲食店では、どのような対策・対応を図っていけばいいのかがわからず、苦慮しているのが現状ではないでしょうか。消費者庁では、外食・中食での食物アレルギーに関する情報提供がより一層推進されることを目指し、動画で学べる教材を作成。飲食店での食物アレルギーに関する情報提供への取り組みをバックアップしています。

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“義務じゃないからやらない”は、通用しない時代に...

近年、食物アレルギー患者が増加していると考えられています。食物アレルギーの症例数は増加し、2021年の症例数は2012年の約2倍になっている調査結果もあります。特に子供の発症が多く、親御さんにとっては重大な問題になっています。

食品表示法ではあらかじめ容器包装に入れた加工食品には「食物アレルギー表示」の義務がありますが、外食や対面販売される食品についての表示義務はありません。

とはいえ、食物アレルギーの患者が増加する中、飲食店での食物アレルギーの事故を回避するため、そして多くのお客様に楽しんでいただける飲食店になるためにも「食物アレルギーに関する情報提供」に取り組んでいかなければいけない時代になったといえます。

「食物アレルギーに関する情報提供」を推進する、消費者庁の取り組み

<消費者庁の「食物アレルギーに関する情報提供」ガイド動画>

●基礎動画
1 外食・中食における食物アレルギーの現状
●飲食店向け
(経営者・従業員共通)
2 「食物アレルギーに関する情報提供」への取り組みの必要性
(経営者向け)
3 従業員の意識と行動を変えるには
(従業員向け)
4 メニューの企画・開発のポイント
5 調理時のポイント
6 接客時のポイント
7 事故が発生したら
●お客様向け(患者さん/ご家族/友人の方へ)
8 外食・中食を利用する際の注意点

そこで消費者庁では、食物アレルギーに関する情報提供の取り組みを促進させるため、『食物アレルギー表示に関する情報』に関するサイトを設けています。

そこには外食・中食における食物アレルギーの現状についてまとめた基礎的な動画をはじめ、飲食店の経営者や従業員、お客様向けといった視点から、わかりやすく食物アレルギーについて学べる動画が8本アップされています。

いずれの動画も現場で活かせるものばかり、それぞれの動画についてご紹介しましょう。

基礎動画:外食・中食における食物アレルギーの現状

飲食店とお客様に向けたこの動画は、外食・中食における食物アレルギーの現状について理解いただくための基礎的内容になっています。

久しぶりの外食に心躍らせる親子ですが、子供に乳アレルギーがあることから父親はホールスタッフに料理に乳製品が入っているかいなかを確認します。しかし食事後、子供がアナフィラキシーショック状態に陥り、救急搬送される事態に。

その時、飲食店はどのように対応すればいいのか。また、どうしたら事故が防げたのか。事故後の対応はどうするか、などが学べます。

★動画の視聴はこちら → 外食・中食における食物アレルギーの現状

飲食店経営者/従業員:「食物アレルギーに関する情報提供」への取り組みの必要性

こちらの動画は外食業に従事する全ての方を対象とし、なぜ、食物アレルギーに関する情報提供の取り組みが必要なのか、がまとめられた動画です。

スタッフの認識不足で起こってしまった子供の食物アレルギー事故。その連絡を受けた経営者が「食物アレルギーに関する情報提供」への取り組みを決心します。

「食物アレルギーに関する情報提供に取り組む際のポイント」が紹介され、取り組む必要性を確認できます。

★動画の視聴はこちら → 取り組みの必要性 食物アレルギーに関する情報提供


  • 各メニューにアレルゲン情報が記載されていることは、お客様からの信頼につながる
  • すでに食物アレルギーに関する情報の提供を実践している事業者の例を紹介

経営者向け:従業員の意識と行動を変えるには

従業員の意識と行動を変えるには、リーダーシップが重要です。経営者がリーダーシップを発揮するために必要な知識を学ぶ動画になっています。

「従業員の認識不足によりパン屋で起きた事故」や「従業員間の引き継ぎの不備により起きた事故」などの紹介事例は、自店での取り組み方を考える際のヒントになります。

★動画の視聴はこちら → 従業員の意識と行動を変えるには

  • 経営者がリーダーシップをとり、従業員と共に推進していきます
  • 見た目や商品名だけではどんなアレルゲン食材が使われているのかは判断できません

従業員向け:メニューの企画・開発のポイント

「食物アレルギーに関する情報提供」を行う上で、初動となるメニューの企画・開発時のポイントをまとめた動画になります。

「メニューの企画・開発で注意するポイント」や「原材料管理で注意するポイント」などがまとめられており、食物アレルギーに関する情報の提供を考えたメニュー企画・開発について学べます。

★動画の視聴はこちら → メニューの企画・開発時のポイント


  • 自店での「食物アレルギーに関する情報提供」の基準をどの範囲まで行っているか、明らかにする
  • 原材料管理は食物アレルギーの事故を防ぐ重要なポイント

従業員向け:調理時のポイント

食物アレルギーに関する情報提供への取り組みを行う上で、調理時に気をつけるポイントを紹介する動画です。

お客様へのサービスのつもりで、オーダーされたメニューに定められた食品以外を加えてしまったシェフ。お客様が食べる前に気付き、事故には至らなかったものの、どんな場合も食物アレルギーに関する情報提供への取り組みでは「メニューの企画・開発時に決めた原材料以外は使わないこと」が重要です。

★動画の視聴はこちら → 調理時のポイント

  • 厨房内における原材料の混入はあらゆる場面で起こりうる
  • お客様の食物アレルギーに関する情報は、確実にフロアと厨房が連携する

従業員向け:接客時のポイント

接客時に注意するポイントを紹介する動画です。あいまいな回答はせず、わからないことには「わからない」と回答すること、食物アレルギーがあるお客様からの問い合わせには、正しい知識を持った従業員が対応することが大切です。

メニュー表による対応の仕方、アレルギーコミュニケーションシートの活用方法などもご紹介しています。

★動画の視聴はこちら → 接客時のポイント

  • 食物アレルギーがあるお客様からの問い合わせには、時間帯のリーダーなど責任者が対応する
  • アレルギーコミュニケーションシートの活用方法もご紹介

従業員向け:事故が発生したら

実際に事故が起こってしまった場合の、緊急時に行う3つの対応を学ぶ動画です。

①緊急性~自己注射薬の「紹介」、②救急要請の必要性、③安静に寝かせる体勢のほか、心肺停止状態で使用するAEDについてもご紹介しています。

★動画の視聴はこちら → 事故が発生したら

  • 安静に寝かせる体勢などイラストでわかりやすく紹介
  • 心肺停止時には心肺蘇生のため、ADEの使用も必要となる

お客様(患者さん/ご家族/友人の方へ):外食・中食を利用する際の注意点

「落花生」と「ピーナッツ」、同じものなのに呼び方が2つあることで店員に伝わらず、アレルゲンが入ったお弁当を購入してしまった事例など、食物アレルギーに関する情報提供が義務付けられていない、外食・中食を利用する際に気をつけるべき6つのポイント紹介する動画です。

利用者が自らの事故のリスクを下げるために、口頭で食物アレルギーがあることをきちんと伝えることやアレルギーコミュニケーションシートを利用するなど、自分自身で身を守る姿勢を伝えています。

★動画の視聴はこちら → 外食・中食を利用する際の注意点

  • 食物アレルギーのある方が理解しておくべき、外食・中食を利用する際のポイント
  • 店が提供している、食物アレルギーに関する情報提供が最新であるとは限らない

お店の状況を加味して、まずは「できること」から始めよう

食物アレルギーに関するデータや食物アレルギー患者の状況などから、外食・中食における、「食物アレルギーに関する情報提供」の重要性をより感じていただけたことと思います。

最初は動画をスタッフと共に視聴し、意見交換をすることから始めてみましょう。
意見交換から、さまざまな気づきや取り組み方へのヒントなども共有でき、スタッフのモチベーションアップにもつながるはずです。

まずはひとつずつ、“できること”から始めてみませんか。

▼食物アレルギー表示に関するお問い合わせはこちら
消費者庁食品表示課
〒100-8958 東京都千代田区霞が関3-1-1中央合同庁舎4号館6階
TEL:03-3507-8800(代表)