最高坪月商40万円!東京・赤坂「FUGA」がビジネスと地域ニーズを両立させる独自戦略とは

東京・赤坂エリアはオフィス街と高級住宅地が隣接する落ち着いた雰囲気の街。「Restaurant & Bar FUGA」はこの一画に2019年11月にオープン。ビジネス需要と地域のニーズの双方をしっかり捉える店づくりで最高坪月商は40万円に迫る人気店だ。

URLコピー

ビジネス需要と地域ニーズの両面作戦で街に溶け込む

二面彩光の開放感のある店内、テラス席はペット可としている

東京・赤坂エリアは、高層ビルが立ち並ぶオフィス街と閑静な高級住宅地が隣接する、落ち着いた大人の街。この一画に、2面が大きく開口した開放的な空間が目を引く「Restaurant & Bar FUGA(フーガ)」は、2019年11月にオープンした。

オーナーの桑山 秀章 氏は、学生時代に大企業の倒産やリーマンショックを経験したことから、企業に依存しない生き方を志向。飲食店で働くうちにこの業界の奥深さと“かっこよさ”に惹かれ、独立を目指すことにしたという。

片側ソファーのテーブルは30席。貸切(着席20〜40人、立食20〜40人)も盛況

独立のきっかけは「近くのイタリアンで働いていたときに、この物件の退店を耳にしたから」(桑山氏)だ。開業資金が乏しかったため、看板を含めて居抜きで借りることにし、店名もそのままに。一方、業態は「前の店が中東や地中海領域の料理を提供する店だったので、自分はイタリアン」でスタートを切った。

独立前から「エリアの特徴として、オフィスの宴会利用とともに地元に住む人々のニーズもあるはず」と考えていたと言う。ところが、オープン後数カ月でコロナ禍に見舞われ、ビジネス宴会が全滅という試練に遭う。それでも「店を開け続けることが大切」と考え、明かりを灯し続けた結果、「地域の人々が息抜きを兼ねて来店してくれるようになった」と桑山氏は振り返る。

今では、ビジネス宴会を月に20~30組獲得し、貸切も順調でウエディング二次会の需要もある。一方、平日の夜は午前2時まで営業し地元の常連客に喜ばれており、「夜はちょっとした地域コミュニティーの場になってきた」と狙い通りの手応えを語る。


【繁盛店!記事はこちら】
「立地」「居心地」「コスパ」「エンタメ性」のバランス良さが強み!
「炭焼食堂 ロビン その2 錦糸町」の成功を支える“4つの強み”

【店舗Data】
Restaurant & Bar FUGA(フーガ)
業態:イタリア料理
席数:40席
客単価平均:ランチ1,000円、夜4,000円、宴会4,500円
客層:30~50代の男女
住  所:東京都港区赤坂2-20-19 赤坂菅井ビル1F
アクセス:地下鉄千代田線 赤坂駅、地下鉄銀座線 溜池山王駅 いずれも徒歩5分
営業時間:11;30~15;00、17:00~翌2:00(土~日曜日・祝日は~23:00)
定休日 :無休
https://r.gnavi.co.jp/ajrrrf0j0000/

繁盛へと導いた、3つのポイント

【POINT1】開放感あふれる空間デザイン
【POINT2】高品質の食材とボリュームで満足度を追求
【POINT3】ぐるなびを活用して宴会・パーティーを多数獲得

▼ぐるなび公式アカウント▼
【LINE】ぐるなび通信デジタル
よろしければ、ぜひ友だち追加をお願いします!

【POINT1】開放感あふれる空間デザイン

カウンターは8席。ソファー仕様のハイチェアはおしゃれで快適

「一目で気に入った」と桑山氏が語るのは、この物件の二面採光の開放的な空間。加えてテラス席、テーブル席、バーカウンターなどの多彩な座種も魅力だ。実際、ペット連れがテラス席で寛ぎ、ランチやディナーのビジネス利用も盛況で、「外資系の企業も多いエリアなので、高単価の宴会も少なくなありません」と桑山氏は語る。

一方、宴会終了後の遅い時間帯は、主に地元の人々が食事やバー利用で来店。常連客を中心ににぎわいを見せている。「店で知り合ったお客様同士が仕事を共にしたり、プライベートでも交流したりと、店が飲食の機能を超えた地域コミュニティーになっています」と桑山氏は言う。

壁面に飾られるアート作品。若手作家らにスペースを無償で提供。食以外の要素で付加価値をアップ

さらにまた、壁面にはアートを展示し、店内でジャズコンサートも開催。どちらも収益は度外視し、「飲食にプラスアルファの要素」を盛り込む店づくりで、確実に地域に根を張っている。

ぐるなびからの最新情報を受け取るのはLINEが便利!
配信頻度は、週1~2回ほど。ぐるなび通信の新記事や、旬な情報が通知されて便利です!ぜひご登録ください。
「ぐるなび通信デジタル」
ご登録はこちらから

【POINT2】高品質の食材とボリュームで満足度を追求

「黒毛和牛A5ランクしんしんのグリル、タリアータ仕立て 200g ルーコラとバルサミコソース」(3,300円)。A5和牛の希少部位を惜しみなく

料理のコンセプトは“質の高い素材を生かしたボリューム満点のイタリアン”。「もともとイタリアンは素材を生かすシンプルな料理。素材の良し悪しがダイレクトに伝わるので、良質な食材のよさを伝えたい」と桑山氏は語る。そのため原価率は高く、アラカルトでは45%にもなる。

「7種の魚介とテェリートマトのペスカトーレ、イカ墨を練りこんだスパゲッティー」(2,200円)。具だくさんの人気メニュー
  • 「カプレーゼ イタリア産水牛のモッツァレッラチーズとアメーラトマト」(1,760円)。最高級チーズとフルーツトマトを使用
  • 「3種のトリュフが香る、焼きたてイタリア風オムレツ」(1,540円)。オーダーが入ってから生クリームをホイップしてつくる

一方、コースでは原価率を抑えて全体のバランスをとりながらも、ボリュームとコストパフォーマンスに気を配る。ビジネス利用で使いやすい5,000円(飲み放題付)を筆頭に5種類のコースを用意するとともに、予算に合わせて臨機応変に対応。もちろん、ボリューム感も重視しており、様子を見ながら料理を追加することもしばしばだ。

グラスワイン2種。右が「ルイジ・ピラ バローロ セッラルンガ(伊ピエモンテ州産)」(2,156円)、左が「ブレッド&バター シャルドネ(米カルフォルニア産)」(1,320円)

ドリンクではカルフォルニアワインに力を入れ、「オーパス・ワンなどの高級ワインもコスパよくご提供しているので、お客様からもご好評をいただいています」(桑山氏)。また、カジュアルなワインとともに、カクテル、ウイスキー、日本酒などもラインナップして幅広くニーズに応えている。

シェフの吉田 聖一 氏(左)は、料理人を志して神戸から上京。桑山氏の右腕として活躍中。一方、オーナーの桑山氏(右)は、大学生のときに自分で事業を起こす生き方を模索。さまざまな業態を経験してサービスとマネジメントのスキルを磨き、2019年、35歳で独立開業を果たした

繁盛店づくりのサポートは「ぐるなび」におまかせください!
▼詳細はこちらから
0円から始める集客アップ。ぐるなび掲載・ネット予約【ぐるなび掲載のご案内】

【POINT3】ぐるなびを活用して宴会・パーティーを多数獲得

「独立前から、ぐるなびは必須と考えていた」と桑山氏。開店当初から活用を開始し、主にビジネス利用の宴会を順調に獲得してきた。店舗ページでコースを中心にアピールするとともに、忘年会や歓送迎会の時期に合わせて、GoogleやYahooなどのWeb広告を活用して飲食店情報の拡大を図る「ブーストプラン」を追加し、訴求力を高めた。結果、2024年12月には最高月商970万円を達成している。

「店側からの目線でさまざまな提案やサポートをしてくれるところが、ぐるなび活用のメリット」と桑山氏。今後とも効果的な情報発信を追求することにしている。

左のぐるなび店舗ページの「店舗トップ」では、モダンでスタイリッシュな内装や開放的なテラス席、貸切も可能な多様な席をアピールしており、さまざまなシーンで利用できることが伝わる。一方、メニューページの「コース」では、飲み放題付きのコースが複数用意されており、予算や目的に合わせて選べるようになっている

25坪で月商1,000万円に届く勢いの「FUGA」だが、「まだまだ伸び代はあると思っています」と桑山氏。同時に新しいチャレンジとして2店舗目を東京・大門エリアに準備中だ。「その土地に合わせた店づくり」というコンセプトに基づき、管理職が部下を連れて無理なく通うことのできる、客単価8,000円前後の和食店を構想している。

Googleビジネスプロフィールの運用代行サービスは、ぐるなびで!

ぐるなびによるGoogleビジネスプロフィール(GBP)を活用したMEO対策・クチコミ対応を含む、飲食店に特化した集客支援・運用代行サービスを紹介します。


▼詳細はこちらから
【ぐるなび】飲食店向けGoogleビジネスプロフィール(GBP)集客支援・運用代行サービス

飲食店の集客や販促は「ぐるなび」におまかせください!
資料請求・お問い合わせはお気軽にどうぞ

「ぐるなび通信」の記事を読んでいただき、ありがとうございます。
「ぐるなび」の掲載は無料で始められ、飲食店のあらゆる課題解決をサポートしています!