2019/07/23 特集

やってみよう! チョコレートデコレーション(2ページ目)

URLコピー

【Part2】チョコレートデコレーション Q&A

使う道具は? チョコレートの種類は? 様々な疑問に答えます!

Q.チョコレートでどんなことができる?

A.
「記念日用のメッセージや様々なイラストを描くのが王道です。色付きのチョコレートなどを選べば、カラフルな作品に仕上げられますよ」(澤田氏)。線の太さは力の入れ具合で調整できるほか、様々な道具を使い、よりシャープな線やグラデーションなども表現できる。「私自身は、チョコレート本来の色を活かしたイラストにこだわっています。コストは市販のチョコペンよりも、自分で準備したほうが◎」(澤田氏)。

Q.どんな道具が必要?

A.
文字やイラストをプレート(皿)に描く場合、微調整ができる綿棒、爪楊枝、竹串があると便利。「チョコレートを絞り出す袋・コルネを作るためのクッキングシートは、表面がザラザラしている業務用のものが個人的には好みです」(澤田氏)。スプーンはコルネにチョコレートを入れる際などに使用。上級テクニックであるが、パレットナイフを使えば、チョコレートを伸ばしてグラデーションを出すこともできる。

左から綿棒2種、爪楊枝、竹串、スプーン、パレットナイフ。「先の細いメイク用綿棒も便利です」(澤田氏)

Q.デコレーションに適したチョコレートは?

A.
「チョコレートは市販の板チョコでも大丈夫です。むしろ初心者であれば、溶かしたときも安定していて扱いやすいと思います。味にこだわりたいなら製菓用。ただ、ブルーム(表面の変質)しやすい欠点があるので、チョコレートファウンテンなどに使われるパータグラッセ(純チョコレート)を使うと、温度管理が不要なので便利です。また、チョコレートにサラダ油を加えると固まりにくくなり、グラデーションをつけたい時の伸びがよくなります。色付けには100円ショップなどでチョコペンを購入し、ホワイトチョコレートに混ぜる方法もあります」(澤田氏)。

澤田氏は絵の種類などに応じて、6~7種類を使い分けている。写真上から時計回りに、市販の板チョコ2種、パータグラッセ2種、製菓用2種。中央はチョコペン

Q.書き(描き)始めるまでの準備は?

A.
「完成後のイメージを固めるため、スケッチブックなどに下絵を書くのがおすすめ(模写でもよい)。そして、まずはチョコレートを溶かします。電子レンジなどでもOKですが、私は屋外のイベントで作業することも多いため、電源さえ確保できればどこでも簡単に使えるドライヤーを愛用しています」(澤田氏)

まずドライヤーで温風を当てチョコレートを溶かす
スプーンでかき混ぜながら溶かし、固さを調整する
クッキングシートで作ったコルネに流し込んでいく
注ぎ口を折りたたんで絵や文字を描く準備が完了!

全5ページ