明治40年創業の「伝統の技」が、今もきらめく印染
旭川にある(株)水野染工場の職人の手により、『駒八 別館』の暖簾がどのような工程を経て製作されたのかをレポート。
①下絵・型づくり
    『駒八 別館』の伊藤店長からいただいた名刺から店名ロゴを抜き出し、“別館”の作り文字と共にレイアウト。暖簾の仕上がりサイズと巾数に合わせたデザイン画を作成。
このデザイン画の確認をいただいた上で、型作りへと進めます。
  
②色づくり
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希望する色を作り出すために、棚にずらりと並んだ染料から色を選び、調色する  - 
      
染料を混色するための各染料の割合などは、全てデータ化されている  
色見本から選んだ「鶯茶(うぐいすちゃ)色」を、数種類の染料を調合することにより作り出します。水野染工場では細かく数値化された調合により、作り出される色はなんと5,000色以上にもなります。
③糊置き
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『駒八 別館』のロゴの上に“ツカ”と呼ばれる絞り袋で糊を置くことで、染めた時にロゴに染料が入らず、白く仕上がる  - 
      
“張木(はりぎ)”と“伸子(しんし)”という道具を使い、長い生地をしっかりと張って乾かす  
    文字や輪郭など、白く残したいロゴ部分に糊を置いていきます。糊はもち米を炊いて作った真糊(まのり)という伝統的な防染糊を使っています。
写真は“ツカ”と呼ばれる絞り袋を用いて糊を引く「筒引き」の様子。仕上げに“引粉(ひっこ)”と呼ばれる砂をまいて、1日ほど乾かします。
  
④染め
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刷毛でムラにならないように一息で染料を染み込ませていく  - 
      
裏から見た様子。糊置きされたところはこのように白く文字が残る  
    職人が刷毛でムラにならないように、一息に染め上げていきます。
染色後、生地に色をしっかりと定着させるために、固着剤を塗ってもう1日乾かします。
  
⑤洗濯・乾燥
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たっぷりの水で糊や余分な染料を洗い落とす  - 
      
乾燥機材を使って、しっかりと延しながら、乾燥させる  
洗濯をして、糊や余分な染料を洗い落とします。水温や洗い時間など、職人ならではの細かな調整が必要とされます。
⑥仕立て
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一つ一つ丁寧に縫製していく  - 
      
暖簾の垂れ布と垂れ布の下上部分は、離れないように縫い付けておく  
お客様のご要望に合わせて、商品を仕立てていきます。『駒八 別館』の暖簾は上部を裏表きれいに仕上がり、強度も高い袋縫(ふくろぬい)に仕立てました。
⑦検品・アイロン
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最後にもう一度、オーダー通りかを検品する  - 
      
仕上げのアイロンは、人の手で行う  
オーダー通りの仕上がりになっているかをしっかりと検品したのち、アイロンで仕上げます。
⑧納品
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暖簾をきれいにたたむ  - 
      
たたんだ暖簾が動いてシワにならないように、ビニール袋にぴったりと収める  
完成した暖簾を梱包し、『駒八 別館』へと発送。
デザイン画・お見積りは無料です。飲食店様専用ページや染物製品別のお問合せメールフォームもご用意しています。
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    株式会社⽔野染⼯場
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