2014/01/14 特集

食材を知れば幅が広がる!馬肉でキラーメニュー作り(2ページ目)

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馬ロース肉のグリル スパイスの香りがきいたトピナンブル(菊芋)のソース

間渕 英樹 シェフ
SCIROCCO[シロッコ](東京・日本橋)

■想定提供価格 ¥2,600/■原価率 24%

主な材料

馬肉(ロース・たたき用)、菊芋、エシャロット、ニンニク、野菜のブイヨン、ドライシェリー、塩、コショウ、オリーブオイル、ショウガ、ターメリック、クミンパウダー、コリアンダーパウダー

作り方

  • 菊芋のソースを作る。スライスしたエシャロット、ニンニクを鍋で炒め、香りが出てきたらスライスした菊芋を入れて炒める
  • ドライシェリーを入れてアルコールを飛ばし、野菜のブイヨンを入れて菊芋が柔らかくなるまで煮る
  • 2をミキサーにかけてピュレにする
  • スパイスオイルを作る。オリーブオイル、ショウガのみじん切りを鍋に入れて、香りが十分出るまで炒める
  • ターメリック、クミンパウダー、コリアンダーパウダーを入れ、すぐに火を止める
  • 馬肉の表面を焼く
  • 馬肉を切り分けて盛り付け、その上に菊芋のソースを載せ、スパイスオイルをたらす

CHEF’S VOICE

馬肉は牛のハラミのような独特の風味があるので、その風味を活かすために菊芋とスパイスを合わせました。菊芋は北アメリカ原産の野菜で、土っぽい風味とサツマイモのような甘みが特徴です。それだけでは、ぼやけた味になりがちなので、3種類のスパイスを使ってオイルを作り、アクセントをつけました。馬肉は刺身・たたき用であれば、レアでも楽しめる食材ですので、表面は炙る程度にして提供すれば、馬肉のおいしさがより楽しめます。

POINT.1馬肉はたたき用を使用するため、焼き色がつく程度に全体を焼けばよい。火が通り過ぎると硬くなるので注意。肉を斜めにカットするとレアの状態が見え、魅力も伝わりやすい
POINT.2形はショウガにも似た菊芋(写真左)。生ではシャキシャキとした食感だが、火が通るとなめらかで、ねっとりとした食感になり、甘みが強い。土っぽい香りも特徴のひとつ
間渕 英樹 シェフ1972年、埼玉県出身。大学時代に訪れた欧州の食文化に魅せられ、飲食の道に進む。イタリア料理の経験と、スペイン料理のシェフに従事したことで幅を広げ、ジャンルの垣根を超えた料理を得意としている。
SCIROCCO[シロッコ](東京・日本橋)
東京都中央区日本橋1-4-1 コレド日本橋4F
http://r.gnavi.co.jp/a466114/東京・日本橋の商業施設「コレド日本橋」内にあり、イタリア料理とスペイン料理に南米のテイストをプラスさせた料理が人気。平日は周辺のビジネス層を集客し、週末は家族連れも多い。

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