旅先の食に関する調査~87%が「全国旅行支援」を利用したいと回答。食事の予算は普段の倍にアップ~

トレンドに合わせて食に関するアンケート調査を行う「ぐるなびリサーチ部」。今回のテーマは「旅先での食事」。旅先では「その土地ならではの名物」が重視され、平均予算も普段より約2倍も高くなる傾向が分かった。

URLコピー

目次
Q1 その土地の名物など食事を目的に、旅先を決めることがありますか。
Q2 旅先での「外食」選びの際に参考にする情報は何ですか。
Q3 旅先の「外食」を選ぶ際にポイントになるのはどのような点ですか。
Q4 「旅先での外食」と「普段の外食」の1人1食当たりの平均的な予算を、それぞれ教えてください。
Q5 全国旅行支援が10月11日から始まりますが、利用したいと思いますか。
Q6 これまでに旅先で印象に残った「食」がありましたら、その場所やメニュー名、エピソードなど具体的にご記入ください。

 10月中旬から「全国旅行支援」がスタートし、独自の「Go Toキャンペーン」を開始する自治体もあり、旅行と旅先での食事へのニーズは高まっている。そこで、ぐるなび会員を対象に「旅先の食」について調査を実施。「全国旅行支援」を利用したいと考えている人は全体の8割以上。約7割の人が食事を目的に旅先を決めることがあると回答した。また、旅先での飲食店選びの際に参考にするものとしては、「飲食店情報サイト」「旅情報サイト」「ガイドブック」が上位となった。さらに、1人1食当たりの平均予算は、旅先の方が普段の食事より2倍近く高くなる傾向にあることが分かった。

 では、以下より旅先の食に関するアンケート結果を詳しく見ていこう。

【調査概要】
■調査期間:2022年10月7日(金)~8日(土)
■調査方法:Webアンケート
■調査対象:全国
■回答者 :20~60代のぐるなび会員1,000名

 まず、Q1では名物などの食事を目的に、旅先を決めることがあるかを聞いた。「よくある」(18.1%)と「時々ある」(49.5%)を合わせ、約7割の人が食事を目的に旅先を決めることがあると回答。旅先を決める際に、「食」が重要な要素になっていることが読み取れる。

 次に、旅先で飲食店を探す際に参考にする情報(Q2)については、半数以上の人が「飲食店情報サイト」を参考にしていると回答。また、女性の方が男性より上位8項目の回答数の総数が多いことから、女性の方が一人当たりが活用するツールや手法が多いといえそうだ。

【こちらもチェック】
旅行者、出張のビジネス層を店に呼ぶ! 観光客を惹きつける店

 また、旅先での飲食店選びのポイントを聞いたQ3では、「その土地ならではの名物料理が食べられる」(58.3%)や「その店でしか食べられない名物料理がある」(44.2%)という「名物」に関する項目が上位に。特に前者については、年齢層が高くなるにつれて「重視する」と回答した人が多くなっているのが特徴的だ。このほか、「価格が手頃」(45.7%)を「重視する」と回答した人も2番目に多かった。

【こちらもチェック】
人気店の集客アップメニュー~来店の目的になる名物を開発しよう!

 さらに、Q4では「旅先での外食」と「普段の外食」の1人1食当たりの平均予算をランチとディナーに分けて聞いた。ランチ、ディナーともに、旅先での外食は普段の外食の約2倍の予算を想定している人が多いことが分かった。Q3では、旅先で飲食店を選ぶポイントとして「価格が手頃」(45.7%)が上位に来ていたが、Q4の結果を踏まえると、旅先では「手頃」と感じる価格帯が普段の食事とは違う可能性があるかもしれない。

 加えて、10月中旬から全国的始まった「全国旅行支援」についての利用意向(Q5)としては、全体の86.5%が利用したい(「やや利用したい」を含む)と回答。60代は「利用したい」が約6割を占めており、積極的に利用したいと考えている人が多いといえそうだ。

 最後にQ6では、これまで行った旅先で印象に残った「食」についてのエピソードを聞いた。「滋賀県に焼き鯖を目当てに行った」(40代女性)や「愛知県の日間賀島でタコを食べたくて飲食店に入った」(20代女性)など、Q1やQ3からも分かる通り、その土地ならではの名物が旅の目的や店選びの基準の一つになっていることがうかがえる結果となった。

※本リリースをご覧になりたい方はこちらへ
※「ぐるなびリサーチ部」などの調査結果はこちらへ

外食業界や消費者の動向調査は「外食データチェック」で!

ぐるなび通信では、ぐるなびが行うアンケートから外食業界や消費者の動向を紹介した「外食データチェック」を掲載。ぜひご覧ください!