ちょこっとすぎるサイズがいい!「おちょこ丼ランチ」 UOHIDE渋谷Udagawa@渋谷

日本流行丼大賞2022・特別賞を受賞するなど、”バズランチ”としてSNSで話題沸騰となった「UOHIDE 渋谷Udagawa」の「おちょこ丼ランチ」。鮮魚で彩られるミニ丼と、活気ある明るい店員の接客が好評です。おちょこ丼スタイルは夜のコースでも展開を開始。訪日外国人の来店も急増中です。

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「おちょこ丼ランチ」

UOHIDE 渋谷 Udagawa(ウオヒデ シブヤ ウダガワ)(東京・渋谷)

ズラリと並ぶメニューを見て、「どれにしよう、決められない」といった経験がある人は多いはず。いっそのこと全部食べられたら…という夢のような願いを叶えてくれるランチがあるといいます。今回は、"生きがいはおいしいランチとスイーツ"というフードライター小田中雅子さんが、東京・渋谷にある「UOHIDE 渋谷 Udagawa」の「おちょこ丼ランチ」を紹介。メニュー開発の発想ポイントや、食べ手を楽しませるメニュー構成の工夫を深掘りします。

小田中 雅子
フードライター。新聞社系メディアのグルメ記事でライターとしてのキャリアをスタート。以後、ぐるなび媒体「dressing」など主に飲食関連のWebサイトで記事を書いている。ランチやスイーツ、パンなどのグルメ情報が得意。特にランチはその日の幸福度を決めると信じ、店選びに1時間以上かけるほど、おいしいランチ探しに余念がない。

こだわりは本当にうまい魚! 訪日外国人にも大人気の鮮魚居酒屋
魚屋直営だからこそできる上質なネタ使い
知名度は全国レベル! 賞まで受賞したヒットメニュー
「あのメニューが食べたいから」訪れる店を目指す

こだわりは本当にうまい魚! 訪日外国人にも大人気の鮮魚居酒屋

ビル地下1階に続く入り口は明るい雰囲気で入りやすい

丼好きの心を捉える「おちょこ丼」がいただけるのは、「UOHIDE 渋谷Udagawa」、以下UOHIDE)」。店舗は渋谷センター街奥の宇田川店と渋谷駅近くの桜丘店の2店を展開。今回、ご紹介するのは宇田川店です。奥渋谷と呼ばれるエリアにあり、周囲は食のジャンルを問わず、大小さまざまな飲食店がひしめく東京でも有数のグルメ激戦区。その中にあっても週末は行列という繁盛ぶりです。

  • 日本の食文化を伝えたいとの思いから内装は和テイスト
  • 木がふんだんに使われ、壁には葛飾北斎のインテリアアートが飾られている

人気の秘密は鮮度抜群の魚介類。というのも「UOHIDE」は、神戸にある40年以上続く老舗鮮魚店の直営店なのです。

「魚介類に関しては、圧倒的にいいものを仕入れている自信があります。大衆的な酒場より価格は少し高めになるかもしれませんが、「UOHIDE」に来れば、おいしい魚が食べられるという安心と安定をお客様に届けられるように努力しています」と語るのは店長の中井信之さん。店に入ると真っ先に目に入るのが、新鮮なネタが並んだガラスのショーケース。目利きが選んだ素材の鮮度と品質に対する自信の表れです。

魚はその日の朝、市場から届いたものが並ぶ

店の雰囲気は和のテイストですが、メニューは和洋中とバリエーション豊富。アヒージョやピザといったシーフードを使った洋のメニューも好評だそう。また「UOHIDE」は系列に和牛専門店があり、そのノウハウを生かした肉料理も得意。ローストビーフがたっぷりのったサラダはコスパ抜群のメニューです。

このメニューの豊富さで「UOHIDE」は訪日外国人にも大人気。日本を訪れた外国人がマストで食べたい寿司や天ぷらもメニューにあり、魚が苦手という人は和牛を使った肉料理を楽しむことができます。店を訪れる客のうち平日で2割、週末ともなれば3割強を外国人が占めるのだそう。おいしいものが食べたい心に国境はありませんね!

魚屋直営だからこそできる上質なネタ使い

「スペシャルおちょこ丼ランチ・10種」(2,480円)ほとんどの人が写真を撮るというのも納得のビジュアル

「UOHIDE」の名物「おちょこ丼」とは、新鮮な魚介類などを使ったおちょこサイズの丼のことで、一度に少しずついろいろな種類の丼を楽しめることができるメニューです。まず、見た目が華やか! 丼と聞けば豪快な盛り付けが目に浮かびますが、赤や黄、ピンクなど彩り鮮やかな丼がトレーの上に並ぶ様は、まるで花が咲いたような愛らしさです。

メニューは6種、8種、10種の3つのコース。どのコースにも昆布とかつお節でだしをとった白だしが付き、最後はお茶漬けで。「ごちそうさま」まで飽きることなくいただけます。

おちょこ丼で乾杯! 遊び心のある画像もSNSで大人気に。「白身魚とねぎ明太」(写真左)と「うにく」(同右)

中井さんにおすすめの3種類をお尋ねしてみました。まずは「UOHIDE」ならではの丼が「白身魚とねぎ明太」。その日の朝4時に締めたという鮮度抜群の白身魚の刺身に醤油をちょっとつけて一口いただきます。プリプリとした歯ごたえと、思わず「甘い!」と口に出るうま味がたまりません。ねぎ明太のピリッとした辛みもいいアクセントです。

「うにく」は和牛のローストビーフとウニを合わせた贅沢丼。自家製ソースがあっさり醤油味で、ウニにも肉にも良く似合います。身の分厚いローストビーフは食べ応え抜群。ウニのコクが合わさると何とも言えずリッチな気分になります。

「いかいくら」。鮮度を重視したいイカは季節によって種類が変わる

中井さんが一番のお気に入りというのが「いかいくら」。鮮度抜群のイカの刺身にイクラ、うずらの生卵が乗ります。しょうゆを卵に少し垂らしてご飯と混ぜれば、卵かけご飯のできあがり。プリプリのイカとプチプチのイクラが合わさった贅沢卵かけご飯です。

いずれの丼も運営会社の腕利き料理人たちが、ビジュアルからネタの組み合わせ、自家製タレまで一つ一つの丼について考え抜かれたものばかり。味付けもしょうゆ味だけでなく、マヨネーズを使ったタレもあり、飽きない工夫があります。さまざまな工夫に感心しているうちに、ぺろりと平らげてしまいました。

知名度は全国レベル! 賞まで受賞したヒットメニュー

日本流行丼大賞2022・特別賞のトロフィー。受賞によりメディア取材も一層増えたという

「おちょこ丼」は2022年7月頃に桜丘店でスタート。桜丘店は最初、違う業態で店をオープンし、途中で「UOHIDE」2号店となった経緯があります。そうしたこともあり、最初は少し苦戦をしたのだそう。そのときの店長代理が何か名物を作ろうと、全国を食べ歩いた経験から生まれたアイデアが「おちょこ丼」。小さなサイズの丼がトレーに並ぶ”ビジュアルのかわいらしさが、渋谷というエリアに似合う”と考えたのです。

「最初の1、2週間はそれほど人気というわけではなかったのですが、3、4週間目ぐらいからどんどん行列ができるようになって。開店前に50人以上並んでしまい、『ご飯が足りない!』と急遽追加で炊いたこともありました」と中井さん。

  • 「おちょこ丼ランチ」の日本語メニュー
  • 英語メニュー版。イラスト入りで外国人にもわかりやすい

バズった理由は? と聞くと、「やはりSNSですね。特にSNSに力を入れていたわけでなく、スタッフが公式SNSに写真を投稿したぐらい。SNSで情報が広がると、テレビ局もこぞって取材に訪れ、さらに人気が高まるという好循環。大ヒットとなった丼は2022年11月には「日本流行丼大賞2022・特別賞」を受賞し、知名度は全国的に高まります。

「ビジュアルには徹底してこだわりました。10種類のおちょこ丼が並んだとき、うわっとなるように、バランスを考えています。具材の彩りだけでなく、トレー上の丼の並び順、海老のしっぽの向きまで置く位置が決まっているんです」(中井さん)とのこと。1年たった現在は、少し落ち着いてきたとはいえ、週末などには今でも行列ができるなど人気は健在です。

すっかり名物となった「おちょこ丼」は、2022年秋には宇田川店と、系列の「牛ホルモンと鮮魚 牛富屋 代々木八幡店」でもスタート。系列店では肉を使った丼が多めなど、店舗の特徴に合わせて、内容も変えています。この柔軟さも「おちょこ丼」の魅力の一つ。店舗のグランドメニューで使われる食材をメインに丼の内容を決めていけば、その店ならではのオリジナリティーを出すことができ、食材も無駄になりません。

「あのメニューが食べたいから」訪れる店を目指す

ランチ限定メニューだった「おちょこ丼」をアップグレードし、2023年の秋からディナータイムにも登場しました。その名も「極みおちょこ丼」。ウニやいくら、フグ、ウナギといった高級食材が使われているだけでなく、海苔の上にご飯と旬の鮮魚を使った焼き魚を乗せた手巻きおにぎりや、カニの甲羅を使ったみそ焼きなどの「UOHIDE」の人気メニューが集まっています。

店長の中井信之さん。さまざまな飲食店で料理長としても腕を振るったことのある飲食業界のベテラン

この「極みおちょこ丼」に和牛すき焼きをセットにした豪華なコースも用意されています。高級食材をふんだんに使っていることもあり、お値段は「おちょこ丼」よりかなり高め。高くてもおいしいものが食べたい人や、接待、訪日外国人をターゲットに開発したメニューです。

「インバウンドのお客様に『UOHIDE』のあのメニューが食べたいといった目的来店を増やしていきたいと思っています」と中井さん。「おちょこ丼」よりさらに“映え”もアップしている丼。SNSで拡散されれば、目当てに訪れる外国人客も増えそうです。

今後は、季節限定のメニューを出すなど新たな仕掛けを考えているのだそう。鮮魚のプロが目利きする“おいしい魚”という「UOHIDE」の強みを武器に、渋谷という街ならではの、ワクワク楽しいメニューがこれからも登場しそうです。

本格的な昼飲みもOK。日本酒を頼めば、ガラスや陶器など12種類のおちょこから好きなものが選べます。日本酒は辛口を中心に海鮮に合うもの料理長自らが選んでいます。銘柄はその時折で、入手困難な酒が入っている日もあるのだとか
UOHIDE 渋谷Udagawa(東京・渋谷)
東京都渋谷区宇田川町35-6 下田ビルB1
https://r.gnavi.co.jp/rgr6zfj40000/
JR、地下鉄「渋谷」駅より徒歩10分。渋谷センター街を進んだ奥にある。席数がカウンター席からテーブル席、個室などを合わせて64席。お一人様から大人数の宴会まで多彩なシーンで利用できる。

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