名物「どて串カツ」
近年、全国的に認知度と人気が急上昇中の名古屋B級グルメ。中でも勢いがあるのが、ひと口大の豚肉を食べやすく揚げた「串カツ」と豚のもつを豆味噌で煮込んだ「どて煮」をミックスした「どて串カツ」です。これまで呑兵衛のおじさまたちが独占してきたこの名古屋グルメを、小さなコースのようにバランスよく食べられる一皿スタイルで提供して、大人気のお店があるといいます。
今回は、週末の酒場巡りが趣味のフードライター・桑原 恵美子さんが「横浜ドラテン」を訪問。1本198円!?という奇跡の名物「どて串カツ」の魅力をご紹介します。
訪れた飲食店を紹介している個人ブログ:
https://ameblo.jp/amaguri0111/theme-10066247104.html
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横浜ドラテン(神奈川・横浜)
横浜ドラテン
業態: 居酒屋
席数: 60席(カウンター席、テーブル席)
客単価:4,500円
客層:30~60代 男女比5:5
16~17時は年配の男性、18時以降は若い世代のビジネス層が多い
アクセス:横浜駅きた西口から徒歩3分
営業時間:16:00~23:00
定休日:不定休
https://r.gnavi.co.jp/399jya9w0000/
https://www.instagram.com/draten_yokohama/#
目次
・大躍進「DREAM ON」の、関東圏初となる居酒屋業態
・盛りだくさん。なのに、1本198円という奇跡のメニュー!
・料理と接客が好きだから、自然と笑顔になる
大躍進「DREAM ON」の、関東圏初となる居酒屋業態
2025年1月18日にオープンした「横浜ドラテン」は、イタリアンバル「DRA(ドラ)」シリーズや、人気カフェ&ベーカリー「ESPRESSO D WORKS」「flour+water」などをチェーン展開している株式会社DREAM ONの運営。ドラテンという名前の通りDRAシリーズの10店舗目で、関東圏初の居酒屋新業態です。
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まだ明るい時間からにぎわいはじめる。早くも予約が困難な人気店に -
温かみのあるブラウンの色調で居心地のよさを、天井の奇抜なデザインで楽しさを表現した空間
私がDRAシリーズのお店を初めて知ったのは、今年の春先。たまたま通りかかった「横浜DRAセブン」のランチでその創作イタリアンの独創性とおいしさ、メニューを2度見したほどリーズナブルな価格設定、そして若いスタッフのサービスのクオリティーの高さに感動したのです。すぐにディナータイムに再訪してさらにファンになり、気がつくと、「新宿DRAセブン」(新宿)、「ウラドラ」(日比谷)などDRAシリーズ店の探訪を始めるほど、”DRAシリーズ沼”にハマってしまっていたのです。
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中央のオープンキッチンを取り囲むようにコの字型のカウンターがある。3面がガラス張りで明るく、仕切りのないのびやかな広さが気持ちいい -
小上りにあるグループ客向けのソファ―席はキッチンが一望できる特等席
4店舗、どこも大盛況の人気店だったのですが、中でも今回紹介する「横浜ドラテン」は、1月にオープンしたばかりとは思えないほどの人気で、週末のディナータイムの予約がなかなか取れなかったほどでした。
お店がある横浜市神奈川区鶴屋町は、横浜駅のきた西口を出て鶴屋橋を渡ってすぐのところ。オフィス街で、飲食店も多い激戦地です。
お料理メニューを見ると、一般的な居酒屋よりもちょっと凝っていて季節感のある割烹寄りな印象。ところどころに、和と得意の創作イタリアンを織り交ぜたメニューもあり、ずっと眺めていたいほど味わい深くて魅力的な品書きです。でもその中で、私が一推ししたいのは、9割以上の人が注文し、1日に100本以上売れるという看板料理、名物「どて串カツ」です。
盛りだくさん。なのに、1本198円という奇跡のメニュー!
どて串カツとは、牛スジ肉を味噌でじっくり煮込んだ「どて煮」の味噌だれを、串カツにつけて食べる料理で、味噌カツのルーツともいわれています。DREAM ON代表の赤塚 元気 氏の出身地、名古屋で愛されている庶民グルメです。
こってりした甘みの八丁味噌が揚げたての豚肉によくからみ、ふたつのうま味が溶け合って口の中でおいしさが爆発。どて煮の汁がかかっていない部分では、サクサクの衣の香ばしさも楽しめますし、どて煮の汁をたっぷり吸いこんで一体化した衣もまた、クセになるおいしさなのです。この1本で、いくつもの美味を堪能できます。
さらに素晴らしいのが、同じ皿に盛り込まれた大ぶりのゴボウとコンニャク、そして生のキャベツ。芯まで味噌味が染みこんだゴボウとコンニャクは、それだけで一品料理としてしみじみ味わいたいボリュームとクオリティーです。さらに驚くのが、パリパリの生キャベツの存在感。爽やかな食感とさっぱりした甘みで噛むたびに舌がリセットされ、また甘辛い味噌味が欲しくなります。
お肉あり、生野菜あり、温野菜ありの完全食品。まるでこの一皿の中が小さな小さなコース料理のようです。それでいて、1本198円というのは、どういう奇跡なのでしょうか。これだけを繰り返しリピート注文して、ずっと飲み続けたいほどです。
料理と接客が好きだから、自然と笑顔になる
「どて串カツは、関東圏初の居酒屋業態をスタートさせるにあたり、名刺代わりになるようなお料理として始めました。名古屋をルーツに持つ会社であることを知っていただくきっかけにもなりますし、まずはこれを頼んで、ゆっくりメニュー選びを楽しむお客様が多いですね」と語るのは、料理長の瀬戸 力哉さん。
お料理やドリンクの素晴らしさもさることながら、ドラシリーズのどのお店に行っても私がいつも感動するのが、若いスタッフが楽しそうに和気あいあい働いていること。そしてメニューの説明がしっかりしていて、しかも丸暗記ではなく、熱意や愛、さらにはそのスタッフのキャラクターまで伝わってくること。
「スタッフ同士が心地よく働けるようなトレーニングもしていますが、実際にスタッフ同士の仲が良く、自然とそういう雰囲気になる社風もあります。またメニューの説明に熱意と愛を感じていただけているとしたら、それは心から料理と接客が好きなスタッフが集まっているからだと思います」(瀬戸さん)。
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数量限定メニュー「牛フィレとフォアグラの和風ロッシーニ」(2,178円)。ソースが醤油ベースなのであっさりしていて食べやすい -
目の前で、仕上げにたっぷりチーズをおろしてくれる
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芋焼酎「天使の誘惑」を、店内にあるシェリー樽で1カ月熟成させている -
その「天使の誘惑」を使用した「名物!天使の誘惑ハイボール」(写真左/1,078円)は、焼酎なのにワインのような味わいも。横浜の老舗製氷店から仕入れた純度の高い氷をグラスとほぼ同サイズで使用しているので、薄まりにくいのも嬉しい。「沼る、出汁割り燗」(同右/418円)は七味を振って飲むのもおすすめ
帰り道、自然に笑顔になっているのは、お店の中のどこを見ても笑顔があるからでしょう。おいしいものだらけのこのお店ですが、一番のご馳走は、スタッフの笑顔かもしれません。通うほどにますますこの店が好きになり、“ドラ沼”にさらに深くハマってしまいそうな予感がしています。
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