繁盛の法則 3カ条
- サクッと軽い食感の焼きたてのワッフルを提供
- オリジナリティーの高いトッピングを開発
- ワッフルの種類や枚数、トッピングの自由な組合せを提案
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デザート系も食事系も多彩な組合せが可能
ワッフルというと日本ではデザートというイメージが強いが、海外ではハム、玉子、サラダなどと合わせて食事として楽しまれることも多い。そのようなワッフルの可能性やおいしさに惹かれた佐々木 優 氏が、2021年6月22日、小田急線相模大野駅から徒歩5分ほどのビルの1階に、ワッフル専門店「waffle shuffle(ワッフルシャッフル)」をオープンした。
10坪13席の小ぢんまりした店舗だが、木目調のテーブルやカウンタートップ、観葉植物などでナチュラルな印象を加え、居心地のいい空間を造り出し、焼きたてのワッフルをゆっくり味わいたいというファンを増やしている。
店名の通り、生地の枚数や種類、デザート系および食事系の各種トッピングを自在に「シャッフル」(組み合わせる、入れ替える)し、自分好みのワッフルを作れるのが魅力である。
ベースとなる四角いワッフルは、バターや小麦粉などの素材の味を生かしながら、表面はカリッと香ばしく、全体にサクッと軽い食感に焼き上げられている。プレーンのほか、チーズリッチ、アールグレイ、緑茶、ハーブの計5種(各種1枚280円)のフレーバーを選ぶことができる。
シンプルにシュレッドバターやハチミツをかけるだけでもいいし、各種トッピングともよくなじむ。推奨する組合せの例をメニュー表に写真入りで載せているが、それらを参考にしながら各自でアレンジしてもいい。
生地は毎朝、季節やその日の天気に合わせて配合を微調整し、平日か週末かで仕込み量も変えている。最近は予想以上の来客があり、早いときは夕方5時頃に生地が終了してしまい、閉店となることもある。
佐々木氏は1991年、東京・町田市生まれで、高校卒業後に飲食店でアルバイトを始め、接客にも料理にも楽しさ、おもしろさを感じるようになった。イタリアンを5年ほど経験した後、以前から好きだったワッフルでの独立開業を目指した。
都内のワッフル専門店で修業し、自身の工夫も加えて、この味なら支持してもらえるだろうという自信を持って、コロナ禍の真っ最中での出店に踏み切った。飲食店の営業時間の短縮など、そのときどきの感染防止の要請に従い、客席間にアクリル板を立てるなどの対策を取りつつ、焼きたてのワッフルを店内で食べてもらうイートインにこだわり続けてきた。
佐々木氏のその強い思いと、ワッフルのおいしさから、開業早々から立ち寄ってくれるお客様が少しずつ増えていった。またほとんど休業日を設けず、当時は1人で調理も接客もこなしていた佐々木氏の姿を見て、その後も根強いリピーターとなって支えてくれている地元のお客様も多い。「一人一人のお客様のありがたみを感じましたね」と、佐々木氏は創業当初を振り返る。
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スムージーやティーメニューなど、ドリンク類も充実
ワッフルの語源は、オランダ語で蜂の巣を意味する「wafel(ワフェル)」に由来する。ワッフル型と呼ばれる格子柄などを刻んだ2枚の鉄板の間に生地を挟んで焼き上げるため、独特の形状と食感を持つ。日本では丸型や角型のほか、楕円形に柔らかく焼き上げた生地でクリームを挟んだ、柏餅のような形のワッフルもよく見かける。世界各国・各地でさまざまなバリエーションがあるのも、ワッフルの自由度の高さといえるだろう。
佐々木氏が角型を選んだのは、お客様が好みの枚数で注文しやすくするためで、実際に食事系のワッフルを食べた後でデザート系のワッフルを追加注文するお客様も多い。ワッフルを1枚ずつにすれば、女性も無理なく完食できてしまう。
さらに、佐々木氏のイタリアンなどの経験を活かしたトッピング類でも特徴を出している。食事系ではエッグベネディクト、チリビーンズ、ハーブチキンなど、デザート系ではホットシナモンアップル、オレンジブリュレといった、ひと手間かけたアイテムが目を引く。
また季節限定商品として、さくらワッフル、レモンワッフル、モンブランワッフル、焼き芋ワッフルなども随時登場する。新メニューや季節商品の開発に当たっては、佐々木氏のほか、近年はスタッフも加わってアイデアを出し合っている。食事系とデザート系のオーダー比率は、ほぼ半々となっている。
ドリンクの品ぞろえも約30品目と豊富で、ワッフルとのセットで300円となるドリンクセットは、11品目の中から選ぶことができる。さらに、自家製ジャムと国産紅茶を使ったオリジナルティー2品目(単品700円、セット450円)や、フルーツをたっぷりと使ったスムージー4品目(各700円)も好評を得ている。
客単価は1,000円で、女性が8割近くを占めるが、年齢層は幅広く、最近はSNSやメディアでの掲載記事を見て遠方から訪れるお客様も増えている。
同店がワッフルのおいしさや楽しさを発信する専門店として、認知度を高めている要因は以下のようになるだろう。
- 外側は香ばしく、サクッと軽い食感を持つ焼きたてのワッフルを提供している。
- 料理経験を活かしたオリジナリティーの高いトッピングを開発している。
- ワッフルの種類や枚数、トッピングの自由な組合せを可能としている。
店内で焼きたてのワッフルを食べてもらうことにこだわる佐々木氏が、唯一、ワッフルのテイクアウト商品として販売しているのが、ワッフル生地を使った「フロランタン」(500円)である。ワッフルメーカーで焼いたワッフルを、いったん短冊状に切って、低温のオーブンで中の水分をしっかりと飛ばし、再度四角に並べた上に、たっぷりのナッツ類とキャラメルソースをかけてコーティングしたものだ。作るのに3時間近くかかるが、ナッツの香ばしさ、サクサクした食感のワッフル生地、ボリューム感を合わせ持つ人気商品となっている。
なお、同店では固定電話の番号は取得しているが、電話機はつけておらず、営業状況の問合せや予約はInstagramのダイレクトメッセージで受けている。
住所
神奈川県相模原市南区相模大野3-19-15
営業時間
11:00~21:00(生地がなくなり次第終了)
定休日
不定休(休業日や閉店時間の確認、予約はInstagramで問合せを)
https://www.instagram.com/waffleshuffle103/
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