「和牛すき焼きもんじゃ」
もんじゃ焼きって時々、衝動的に食べたくなることがありますよね。とはいえ「ちょっとリッチな食事もしたい気分」の日は、お店選びで迷ってしまうことも…。そんな時におすすめしたいのが「だしともんじゃ 学芸大学店」の看板メニュー「和牛すき焼きもんじゃ」。親しみやすいジャンクさとぜいたく感を同時に味わえる、とてもお得な一品なのです。
今回は、週末の酒場巡りが趣味のフードライター・桑原 恵美子さんが、その魅力をレポート。もんじゃ焼きとすき焼きという奇跡の融合から生まれた至福の味わいを深堀りします。
訪れた飲食店を紹介している個人ブログ:
https://ameblo.jp/amaguri0111/theme-10066247104.html
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だしともんじゃ 学芸大学店 (東京・学芸大学)
だしともんじゃ 学芸大学店
業態: もんじゃ焼き店
席数: 34席(カウンター6席、テーブル16席、掘りごたつ式座敷12席)
客単価:3,500円
客層:30~40代、男女比3:7、週末はファミリーも多い
アクセス:東急東横線学芸大学駅西口より徒歩30秒
営業時間:月~金曜日・祝前日・祝後日17:00~23:00、土~日曜日・祝日12:00~23:00
定休日 :水曜日(GWなど不定休あり)
https://r.gnavi.co.jp/ms0n7n4j0000/
https://www.instagram.com/dashi_monja/
目次
・レストラン「sio」鳥羽 周作シェフが監修したもんじゃ焼き店
・もんじゃ焼きとすき焼きが、奇跡の融合!
・“料理の再構築”を体験!ユニークなオリジナルもんじゃの数々
・目標は、日本中に「だしともんじゃ」を出店すること
レストラン「sio」鳥羽 周作シェフが監修したもんじゃ焼き店
このお店を発見したのは2025年の初夏。学芸大学の行きつけの居酒屋に向かう途中に改装工事中の飲食店があり、そこには「レストラン『sio』の鳥羽 周作シェフが監修した『だしもんじゃ』の店」という貼り紙が。「オープンしたらすぐに行かなくては!」と瞬時に決意しました。
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カジュアルな中にも、エレガントなペンダントライトが上質さを感じさせる空間は女性も入りやすい -
店奥の掘りごたつ式の座敷は、グループ客や家族連れに人気。子どもが乗って遊べる木馬も
「だしともんじゃ 学芸大学店」がオープンしたのは、2025年7月20日。場所は、飲食店の激戦区・学芸大学です。お店のコンセプトは店名そのままで、「上質なだしで味わうもんじゃ」。お店で丁寧にひいた羅臼昆布のだしをベースにし、日本料理のように素材のおいしさを追求した新しいもんじゃメニューを展開しています。
もんじゃ焼きとすき焼きが、奇跡の融合!
鳥羽シェフ監修のジャンル「トバいもんじゃ」は、「海鮮からすみもんじゃ」(2,500円)と「和牛すき焼きもんじゃ」(3,000円)の2種があり、私が熱烈におすすめしたいのは「和牛すき焼きもんじゃ」です。
もんじゃ焼きとすき焼き、あまりにかけ離れたジャンルの料理なので、どうやって一体化させるのか最初は見当もつきませんでした。でも運ばれてきた具材を見てびっくり!本格的なすき焼き店で見るような、芸術的なサシの入った牛肉がビッグサイズでどーん!と登場したのです。
「だしともんじゃ」では、もんじゃ焼きとお好み焼きは全てスタッフさんが各テーブルで調理してくれます。お客が自分で焼くスタイルのもんじゃ焼きも盛り上がって楽しいですが、スタッフの真剣な表情から、「最高の状態で提供したい」という熱意が感じられて、余計においしく感じられます。
「和牛すき焼きもんじゃ」がすごいのは、その食べごたえです。すき焼きの場合は1枚をそのまま口に運ぶので、たっぷりあるように見える極上のお肉も意外にあっという間に食べ終わってしまうのを物足りなく感じることがあります。でも、もんじゃ焼きにするとお肉がもんじゃ全体に広がって、どこをすくって食べてもお肉だらけ。極上の和牛を味わいつくした満足感があるのです。
思えば、鳥羽シェフは奈良で「㐂つね(きつね)」というすき焼き店を手掛けているほどのすき焼き好きとして知られていますので、「和牛すき焼きもんじゃ」はそんな鳥羽シェフのすき焼き愛をもんじゃで味わえる、とてもぜいたくなお料理といえますね。
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“料理の再構築”を体験!ユニークなオリジナルもんじゃの数々
「和牛すき焼きもんじゃ」以外にも、気になる「オリジナルもんじゃ」はたくさんあります。「薬膳火鍋もんじゃ」(1,480円)、「トマトたっぷりマルゲリータもんじゃ」(1,580円)、「トムヤムクンもんじゃ」(1,580円)、「ビビン塩辛(シアッチョ)もんじゃ」(1,280円)など、実に国際色豊か。それだけではありません、例えば「チーズハンバーグもんじゃ」(1,580円)はなんと、ひき肉と刻みタマネギを鉄板の上で合わせてハンバーグ風もんじゃ焼きに仕上げるのです。見た目はもんじゃ焼きですが、食べるとハンバーグ。こんな “料理の再構築”を体験できるもんじゃ焼き屋さん、これまで見たことがありません。
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定番スタイルに加え、アレンジを効かせた創作もんじゃも多数あり、一品料理も種類豊富 -
3カ月ごとに代わる「季節のメニュー」は和食店のようなクオリティー。そのせいか、もんじゃ焼き店には珍しく女性客が多く、自家製デザートは大人気
また一般的なもんじゃ焼き店では、複数の具材が1つの器に入った状態でテーブルに運ばれてきますが、「だしともんじゃ」では、一つ一つの具材を小皿に美しく並べて運ばれてきます。一般的なもんじゃ店よりも圧倒的に女性の比率が高いのは、こういうビジュアルの美しさへのこだわり、丁寧さも一因かもしれません。
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隠し玉ともいえるもうひとつの自慢メニューは、とろとろで飲めるほどにやわらかい、ふわふわ食感の「お好み焼き」。やわらかさの秘密は、極限までに細かくしたキャベツにある -
「だしもん玉(トバいキーマカレー)」(1,680円)。鳥羽シェフが子どものころから大好物だったカレーをレストラン仕様にアップデートした“鳥羽家秘伝のキーマカレー”を使用している
目標は、日本中に「だしともんじゃ」を出店すること
「だしともんじゃ」を運営するのは、株式会社こむぎの。同社は2020年、”ホリエモン”こと堀江 貴文さんの発案によって誕生した、地方活性型エンタメパン屋「小麦の奴隷」からその歩みをスタートさせました。その後、博多うどんの店「うち田屋」のリブランドなど、小麦を軸として事業を展開しています。
「小麦を使った新しい挑戦が何かできないか」」と考えていた時に、堀江さんと親交の深い鳥羽シェフがもんじゃ焼きのコンサルティングに関わり実績を残していたことから、これまでになかった新しいもんじゃ焼きをつくりたいと考え、「だしともんじゃ」をオープンしたそうです。
「だしともんじゃ」ブランドを担当する笠原 潤さんは、「上質なだしをベースにしたもんじゃにしたのは、やはり差別化を意識してのことです」と語ります。「一般的なもんじゃ焼きはウスターソースの味付けが中心で、下町の駄菓子屋的なジャンクさが魅力の一つですが、そこにイタリアンの鳥羽シェフが入ることで、今までにない新しいもんじゃに進化させたいという思いがありました。実際、仕上がりは軽やかで、素材の味をしっかり感じられる、飽きのこない味になっていると思います」(笠原さん)。
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バリエーション豊かなドリンクメニュー。「生レモンサワー」だけでも10種類ある -
上品なもんじゃにワインがよく合う。写真左の「グラスワイン」は680円から。同右「イヨシコーラ酎生レモンサワー」(650円)は、下落合のクラフトコーラ専門メーカーが作る「伊良コーラ(いよしコーラ)」を使用
ベーカリーブランド「小麦の奴隷」と同じように、「だしともんじゃ」もフランチャイズでの全国展開を目指しているそう。このユニークで楽しくて、軽やかで繊細なもんじゃ焼きが全国に広まったら、もんじゃ焼きのイメージそのものが大きく変わるかも…。その時、第1号店の学芸大学店は、伝説になっているかもしれません。
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