2012/12/25 特集

特別感を演出する冬のチョコレートデザート(3ページ目)

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香り豊かな淡雪に包まれたなめらかなショコラ

小辻儀明氏
フレンチレストラン ドゥ アッシュ (大阪・心斎橋)

主な材料チョコレートアイスクリーム(牛乳、卵黄、砂糖、スイートチョコレート、生クリーム[47% ]、泡(牛乳、ベイリーズ[リキュール]、砂糖)、ラングドシャ(バター[無塩]、砂糖、卵白、薄力粉、ココア、グランカカオ

コース料理を締めくくるデザートとして考案しました。女性が料理を召し上がった後でも、すっと食べられて、チョコレートのしっかりとした味わいも感じられ、満足感を楽しむことができる一皿です。ベイリーズを加えて、香りも演出しました。

アイスクリームは、今回は「パコジェット」という機械で作っています。少量から作ることができるので、作りたてを提供することができ、なめらかさも格別です。また、例えばチョコレートをホワイトチョコレートに、お酒は抹茶のリキュールにすれば見た目も味も違うものになり、様々なバリエーションができると思います。ラングドシャは食感のアクセントとして添えました。

編集部MEMO

ふわっとした泡の白さとつややかなチョコレートアイスクリームのコントラストが美しいデザート。口に含むと、まるで雪のように溶け、そのなめらかさとチョコレートとベイリーズの芳醇な香りに驚くほどです。また、ラングドシャのサクサク感がよいアクセントになっています。

Pointチョコレートは、でき上がりの調和を考え、香り・甘みがほどよい、スペインのチョコヴィック社のものを使用
Pointアイスクリームの下に敷く泡は、材料を合わせた後、湯せんで約65℃に温める。泡立てやすくなり、ふわっと仕上がる
【フレンチレストラン ドゥ アッシュ】
小辻儀明氏1973年生まれ、大阪府出身。当初は和菓子職人として修業していたが、幅を広げたいとパティシエに転身。2002年、同店のオープンとともに入店し、レストランのデザートとパンをすべて手掛ける。基本を大切にしたデザート作りを心がけ、来店客の楽しむ顔を浮かべながら作ることをモットーとしている。
フレンチレストラン ドゥ アッシュ
大阪府大阪市中央区東心斎橋1-7-18
http://r.gnavi.co.jp/c052000/大阪の繁華街・心斎橋にあるフレンチレストラン。ランチでは主婦、ディナーではカップルや接待などの利用が多い。料理の後に供されるデザートワゴンが売りのひとつ

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