2013/05/28 特集

気鋭のシェフ3人が魅せる!スタミナ満点!夏の冷やしメニュー(2ページ目)

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にんじんバンバン ~人参の甘さを活かしたソースの棒々鶏~

嶋倉 秀一シェフ
クワイエットカフェ (山形・山形駅東口)

材料

蒸し鶏(鶏ムネ肉)、にんじん鶏々棒ソース(ニンジン、ラー油、ゴマ油、白出汁、酢、砂糖)、たっぷり生野菜(大根のつま、赤・黄パプリカ、プチトマト、ベビーリーフ)、香味オイル(ラー油、むらさきオイル)

作り方

1.蒸し鶏を作る。蒸すと固くなるのでボイルし、沸騰寸前に火を止め、15分置いて中まで火を通す。皮を剥がし、瓶や肉たたきで軽くほぐし、手でさいておく。

2.にんじん鶏々棒ソースを作る。ニンジンは前もって30分ボイルし柔らかく煮ておき、ほかの材料とともにミキサー、またはフードプロセッサーにかける。

3.好みの野菜を用意し、ドレッシングや味を入れずに混ぜ合わせる。

4.1 のムネ肉ににんじん鶏々棒ソースを加え混ぜ、3 の生野菜とともに盛り付け。ムネ肉の上からさらにソースかける。

5.香味オイルのラー油とむらさきオイルを周りにかける。

POINT.1皿にかけられているむらさきオイルは、グレープシードオイルに製菓用などに使われる紫芋パウダーを溶かしたもの
POINT.2野菜はお好みの野菜でOK。棒々鶏はさっぱりだが味がしっかりついているので、あえて味をつけずに美しく皿に盛る

CHEF’S VOICE

年間試作だけで230作品ほどメニュー考案していますが、今は前菜にはまっています。その中で「にんじんバンバン」は早く提供でき、お酒に合い、かつコースの一品目として提供した際にはインパクトを与えられる料理であることを念頭に作りました。見た目は華やかですが、味はしっかりと中華。にんじんソースをからめた鶏肉に、あえて味をつけない野菜を載せて、夏らしくさっぱりと食べられます。

編集部IMPRESSION

まずは色彩に目を奪われ、ラー油の香ばしい匂いに食欲がくすぐられます。棒々鶏とオイル、野菜を一緒に食べたときのハーモニーが絶品で、パンチのある味と野菜の瑞々しさが同時に広がり、五感で楽しめます。お酒を飲む人も、飲まない人も楽しむことができると思います。

クワイエットカフェ
嶋倉 秀一 シェフ山形出身。調理師学校を卒業後、寿司割烹店、タイ料理店での勤務を経て、現在同店の料理長を務める。2012年には日経レストランメニューグランプリで優勝。そのほか様々な料理コンテストで優勝・入賞多数。1年のうち360日は飲むというお酒好きでもある。
クワイエットカフェ
山形県山形市香澄町1-8-8 第一ビル2F-A
http://r.gnavi.co.jp/t265700/山形駅東口に面したビルの2階に、14年前にオープンしたダイニングバー。色彩豊かなアジア料理のほか、ドリンクメニューも充実。幅広い層が集い、歓送迎会やウエディング二次会などのパーティ利用も多い。

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