2015/02/17 特集

今年の食のトレンドは? ネクストブレイクを探せ!(2ページ目)

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ネクストブレイク【その2】

ジビエ×熟成肉肉ブームが生んだ新しいコラボ。ヘルシーさと旨みの凝縮が特徴

「グリル肉盛り七種」(写真7,000円)では、鹿、豚、羊(ラム)、牛の熟成肉と鴨、馬のハラミ、ダチョウの肉を使用。グリル肉盛りは3種(3,000円)と5種(5,000円)もあり、来店客の9割が注文する看板料理になっている

近年、日本でも徐々に人気に火がついてきたジビエ(狩猟で捕獲された野生の獣の食肉)。東京・新宿の肉バル「パンとサーカス」では"ジビエと熟成肉"が話題を呼んでいる。同店では、豚、牛のほか、鹿、鴨、猪、熊、兎といったジビエやワニ、ダチョウ、ラクダ、羊、馬など幅広い肉種を国内外から入荷。その一部は熟成肉として入荷しており、それが店の看板になっている。ジビエは高タンパク低カロリーなヘルシーさ、熟成肉は凝縮された旨みが男女問わず人気だ。

2015年も続きそうな肉ブーム。その新たな旗手としてジビエと熟成肉のコラボにも注目が集まりそうだ。

パンとサーカス
東京都新宿区新宿3-3-7 三慶ビル4F
http://r.gnavi.co.jp/26s6axj60000/
東京・新宿三丁目駅前に2013年オープン。鹿、羊、猪など様々なジビエと熟成肉を使った料理のほか、ワインも豊富にそろえ、30代の男女を中心に集客。

ピタヤボウル

アサイーボウルに続く新しいヘルシー食としてハワイでも人気上昇中

同店では、フルーツミックス(950円)とミックスベリー(写真・700円)の2種類を提供

アサイーボウルに続いて、ハワイでブームとなっているスイーツが「ピタヤボウル」だ。ピタヤとはドラゴンフルーツのことで、果肉が鮮やかなピンク色のものを使うことが一般的。果肉をピューレ状にしてグラノーラとバナナやパイナップルなどのフルーツ、ヨーグルを混ぜたもので、ハワイでは朝食として好まれている。

ドラゴンフルーツは抗酸化作用がある「ベタシアニン」を多く含む健康食材。「Hawaiian Pancake&Dining Makani」でもヘルシー志向の女性を中心に話題を呼んでいる。

Hawaiian Pancake&Dining Makani
兵庫県神戸市中央区三宮町3-8-13三澤ビル1F
http://r.gnavi.co.jp/5f9yy8d00000/
看板メニューのパンケーキを中心に、様々なハワイ料理を提供。現在、新メニューとして味が選べるピタヤボウルの提供を検討中。

エッグスラット

ロサンゼルス発の朝食メニューがヒットの予感

昨年9月に「エッグスラット」をメニューに加えたところ、メディアで取り上げられることも多く、認知が広がっている

朝食メニューとしてアメリカ・ロサンゼルスで流行している「エッグスラット」。瓶にマッシュポテトと生卵を入れ、それを湯せんして作るもので、好みで混ぜて食べてもOK。なめらかなマッシュポテトと半熟状態の卵が合わさり、まろやかな味わいが楽しめる。

早くも「エッグスラット」をメニューに加えているのが東京・中目黒のビストロ「中目黒 ワインビストロ ラ・プロヴァンス」。マッシュポテトにハーブなどを加えるとともに、3種のソースを一緒に提供し、より酒に合うようにアレンジしている。

中目黒 ワインビストロ ラ・プロヴァンス
東京都目黒区上目黒1-19-7 タカギアネックスビル2・3F
http://r.gnavi.co.jp/3j596tkf0000/
南フランスのプロヴァンス地方をテーマに、ビストロ料理を提供。20代半ば~30代半ばの女性を中心に集客している。

フローズンスモア・クッキーショット

クロナッツを発案したNYの店が新たに生み出す新感覚スイーツ

クッキーをグラスにするという斬新な発想の「クッキーショット」。温かいクッキーと冷たいミルクの組み合わせがニューヨークでも受け、ヒットしている

ニューヨークで「クロナッツ(The Cronut)」を発売し、ブームを起こした「ドミニクアンセルベーカリー」。今年春、東京に初進出予定の同店で人気の2つのスイーツに注目だ。

「フローズンスモア」は、アイスをチョコレートウエハースとマシュマロでコーティング。注文を受けた後に外側のマシュマロをバーナーで炙って提供する。「クッキーショット」は、ショットグラス型のクッキーにミルクを注いで食べる新感覚スイーツ。どちらもすでにニューヨークで大人気となっており、日本に上陸すれば大きな注目を集めそうだ。

キャンプファイヤーから生まれたという「フローズンスモア」。燻製されたリンゴの木枝が刺してある。バーナーで炙ると、クリームブリュレの香りが漂う
ドミニクアンセルベーカリー
東京・表参道に2015年春、日本初進出予定

高品質コーヒー身近になったことで、コーヒーのさらなるおいしさを求める

厳選したコーヒー豆8種をそろえ、それぞれの豆に合わせて(手前から)エスプレッソ(350円)、カフェラテ(450円)、フレンチプレスコーヒー(500円/650円。使用する豆によって変動)を提供する

コーヒーショップチェーンとコンビニの「100円コーヒー」の広がりで、コーヒーの注目度が増している。そんななかで、次の波となりそうなのが「高品質コーヒー」。よりおいしいコーヒーを求める人が増え、豆や入れ方などにこだわったコーヒーショップが注目されている。東京・三宿に店を構える「NOZY COFFEE」では、コーヒーの生産国、生産地域、生産処理方法が明確な高品質なコーヒー豆を使い、一切ブレンドしない「シングルオリジンコーヒー」を提供。豆のおいしさを純粋に楽しみたいという人に支持されている。

注文カウンターには、生豆と焙煎後の豆が並ぶ。来店客に豆の特徴を説明し、実際に豆の香りを楽しんで選んでもらう
NOZY COFFEE
東京都世田谷区下馬2-29-7
三軒茶屋駅から徒歩約15分。店内は、シンプルに注文カウンターと客席4席のみ。飲食店向けにコーヒー豆の販売も手がけている。

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