世界では何が人気? 海外から“最旬トレンド”リポート!
ここでは、編集部が独自に調査した海外の食のトレンドを紹介!アメリカのロサンゼルス、ニューヨーク、ハワイ、タイ、フランス、スペインからお届けする。
【アメリカ・ロサンゼルス】
サラダ感覚で楽しめる新しい「丼物」が続々登場 !
ロサンゼルスでは昨今、日本のカツ丼や親子丼、韓国のビビンパに影響を受けたオリジナルの「丼物」(英語では「ボウル」)を提供する店が続々と誕生し、若い人を中心に人気に。例えば、玄米の上に黒豆、ケール、ヤムイモ、カシューナッツなどをのせ、バッファローソースをかけた「バッファローボウル」や、麦飯の上に半熟の目玉焼き、ピクルス、ケールのサラダ、カシューナッツをのせた「グレインボウル」。野菜やナッツ、穀物をサラダ感覚で組み合わせ、様々な食感が楽しめるのが人気の理由だ。
【アメリカ・ニューヨーク】
ミートボール専門店が急増 !お手頃価格で若者を中心に人気
最近ニューヨークで人気を集めているのは、ミートボール。ピザやサンドイッチの具にもされるほど人気で、数年前には「ザ ミートボールショップ」という専門店も登場し、今では市内に6店舗を展開中だ。同店のミートボールはビーフ、スパイシーポーク、チキン、野菜の4種類(価格は8~11ドル=約940~1290円)。ソースはトマト、マッシュルームなど5種類から選べる。バーガーにしたり、サラダやリゾット、パスタと組み合わせたりと、好みに合わせてアレンジできるのも魅力の1つ。
【アメリカ・ハワイ】
地元独自の麺を使った「サイミンバーガー」が話題 !
ニューヨークで人気のラーメンバーガーが2014年にハワイで1日だけ販売され、大成功を収めた。それに注目した地元の人気食堂「Tanaka Saimin」が、ハワイ独自の麺 「サイミン」を使って「サイミンバーガー」を考案(9.50ドル=約1,110円)。厚みのあるハンバーグとクレソン、チーズ、タマネギを、両面をグリルした直径8センチ程度のサイミンで挟んでいる。雑誌やTVで取り上げられ、追随してオンメニューする店も登場。地元住民を中心に話題を呼んでいる。次の「ハワイ名物」になる可能性も!?
【タイ・バンコク】
「タイティー」味のスイーツが人気。ココナッツアイスも豪華に!
濃いオレンジ色と、砂糖やコンデンスミルクを使った甘みの強さが特徴のタイの紅茶「タイティー」。そんなタイティーを使ったスイーツを出す店がバンコクでは増加中だ。「タイティーアイス」「タイティーパンナコッタ」「タイティーケーキ」などが続々登場している。また、タイの屋台スイーツの代表格である「ココナッツアイス」の豪華版も人気。ココナッツアイスはパンに挟んで食べるのが一般的だが、豪華版はココナッツの殻を器に、ココナッツの果肉、その上にアイスを盛り、ナタデココやナッツなど、好みでいろいろなトッピングができる。贅沢感のあるスイーツが今のトレンドだ。
【フランス・パリ】
いろいろな味を少しずつ楽しむ!一口サイズのミニチュアケーキ
パリジェンヌの間で評判なのが、ミニチュアサイズのケーキ。市内の菓子店では趣向を凝らしたミニチュアケーキが並び、2013年には一口サイズのスイーツ専門店「レ・フェ・パティシエール」もオープン。フランス人になじみのあるレモンタルトや、クリームが入った大小のシューを重ねたルリジューズなどのクラシックなものから、スーパーで見かけるグミをアレンジしたものまで、すべて一口サイズ。デザインもおしゃれで見ていて飽きない。1つ3.8ユーロ(約500円)と少々高めだが、少しずついろいろなものが食べられると、パリの人たちの新たなお気に入りとなっている。
【スペイン・バルセロナ】
ファストフードの新しい主役「ブティファラサンド」が人気
ハーブやスパイスを練りこんだ粗引きソーセージ、ブティファラ。スペインでは、茹でた白いんげんなどとともに、ナイフとフォークで食べるのが一般的だが、最近これをサンドイッチにした「ブティファラサンド」の店が続々オープンし、地元の人々に大人気だ。ブティファラと一緒に挟む具材にこだわる店が多いなか、先駆け的存在の店「ブティパ」は、ブティファラ自体にカレー粉や野菜の炒め煮を加えた"変わりブティファラ"が自慢。自家製ソースとコシのあるパンも美味。2.95ユーロ(約400円)~という手頃な価格も人気の秘密だ。
※通貨レート/1ドル=117円/1ユーロ=133円/1バーツ=4円で計算(2015年2月上旬現在)
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