“日常に特別な時間を”をコンセプトに人気店へ成長

ソファなどを配したカフェのような空間ながら、瀬戸内などの鮮魚などを提供する居酒屋「空色 COLOR」。座敷席は夏は開放的なテラスのようになり、冬はテーブルをコタツに変えていることで、話題となっている。

URLコピー

空色 COLOR

大阪 中央区・本町/心斎橋 居酒屋

 地下鉄心斎橋駅と本町駅の間に位置する博労町(ばくろうまち)に、2014年2月オープンした居酒屋。店内はソファなどを配したカフェのような空間で、30~50代の女性を中心に、ビジネス層やファミリーなども集客している。「“日常に特別な時間を”がコンセプト。入口近くの座敷席は、夏は開放的なテラスのような雰囲気になり、冬はテーブルをコタツに変えてストーブを置いています。これがSNSで話題となり、来店のきっかけになっています」と、店長の椿健太郎氏は語る。

ソファ席やカウンター席などを備え、カフェのような雰囲気が女性に好評

 料理は、オーナーが毎日市場で目利きして仕入れる鮮魚を使った、「お造り5種盛り合わせ」(税別1,980円)や「旬魚の山椒焼き 季節のすり流し」(税別980円)などが人気。「メニューは食感・四季・香り・見た目を大切にしており、年4回、季節ごとに社員による試食会を行って内容を変えています」(椿氏)。一方、ランチは、せいろで蒸した旬の野菜をゴマダレや白ポン酢などにつけて食べる「十二種のお野菜せいろ蒸しランチ」(税別833円)が人気。刺身や煮物などの小鉢も付き、多品目でヘルシーな内容が女性の支持につながっている。

 ぐるなびにはオープン時から加盟。ネット予約が好調で、「宴会特集」を利用し、集客の効果も感じている。

ここがポイント!

高級魚も含む鮮魚の盛り合わせ
瀬戸内などの鮮魚を、「お造り5種盛り合わせ」などで提供しており、高い注文率を誇る。内容は仕入によって異なり、のどぐろなどの高級魚が並ぶ日も。
開放的な座敷席がSNSで拡散されて話題に
入口の近くに開放的なソファ付きの座敷席を用意。寒い季節はテーブルをこたつに変更する。この席がSNSなどで話題となり、席指定の予約が増加した。
エリアの特徴
繁華街の心斎橋とオフィス街の本町の間に位置し、ビジネス層が多い博労町。近年、本町周辺にホテルが増えたこともあり、外国人観光客も増えている。
空色 COLOR
大阪府大阪市中央区博労町4-3-1 ディアコート船場1F
https://r.gnavi.co.jp/684k1jxn0000/
店長 椿 健太郎 氏
10代から割烹で修業した経験を活かしメニューを開発。特別な時間を過ごせる店を目指す。