目次
・サラリーマンを魅了してきた「やきとん」が若い女性も虜に!空間デザインやオリジナルメニューも集客のポイント
・【POINT1】“おしゃレトロ”をテーマに、若い女性が入りたくなる空間に
・【POINT2】抜群のタレ&ボリューム感!創業50年を超える老舗の「やきとん」
・【POINT3】客層を意識して開発したオリジナルメニュー
サラリーマンを魅了してきた「やきとん」が若い女性も虜に!空間デザインやオリジナルメニューも集客のポイント
東京都目黒区上目黒3-6-18 TYビル 1F
https://www.instagram.com/makochan_nakameguro/
東京・中目黒駅から徒歩3分のビル1階に2022年11月オープンしたのが「まこちゃん 中目黒店」。東京・新橋で「やきとん まこちゃん」を展開する株式会社マックスフーズジャパンが、ホームタウンから離れ、おしゃれなグルメ激戦区に打ち出した「まこちゃん」のスピンオフ業態だ。
本店と同じ「やきとん」を看板に据えつつ、中目黒店限定の変わり串やもつ煮込みなどを用意。「まこちゃん」の客層は、どの店も40~50代が中心だが、中目黒店は20~30代の女性が中心で男女比は半々。普段使いや記念日、女子会などで利用されている。
【「まこちゃん」を中目黒に出店させた狙いとは?】
2023年、飲食企業トップの戦略~株式会社マックスフーズジャパン 西田 勇貴 氏~
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【POINT1】“おしゃレトロ”をテーマに、若い女性が入りたくなる空間に
「まこちゃん 中目黒店」の特徴の一つが店内空間。もともとカフェだった35坪の物件に80席を用意しており、「“おしゃレトロ”をテーマに、若い女性が入りやすい清潔感があってワクワクするようなデザインになっています」と、店長の梅澤玲奈氏はコンセプトを語る。
入店すると、目に入るのが中央の焼き台とそれを囲むように配されたカウンター席だ。焼き台はステージのようにライトアップされ、どの席からでも見られるように客席よりも高い位置に置かれており、職人が「やきとん」を焼く音や煙など、調理の臨場感を存分に感じられる構造になっている。
また、入り口には屋根付きのテラス席があり、ペット連れでの利用も多い。冬場はこたつ席に変わり、自宅のようなリラックスした雰囲気で食事を楽しめる。
【POINT2】クセになる秘伝のタレ&ボリューム感!老舗の「やきとん」が名物
看板メニューは、1968年の創業以来、つぎ足してきた濃厚なタレをくぐらせて焼き上げる「やきとん」(税抜き165円~)。1本50gというボリューム感とアルコールによく合う秘伝のタレがクセになると、リピーターを生んでいる。
「やきとん」は、「上シロ」「レバー」(ともに税抜き165円)など11種類と盛り合わせを2種類用意しており、若い層には「タン」「ハツ」(ともに税抜き165円)の人気が高い。
このほか、「やきとん」の変わり串も4種類用意。特に、ピーマンにナチュラルチーズを入れて豚バラで巻いた「ぶたピーマンチーズ」(税抜き380円)と、うずらの玉子を大葉で包み、豚バラで巻いた「う玉大葉ぶた巻き」(税抜き230円、中目黒店限定)が熱烈なファンを生んでいる。
【POINT3】客層を意識して開発したオリジナルメニュー
看板の「やきとん」は、「まこちゃん」創業以来の味を提供しているが、それ以外のメニューは中目黒店オリジナルのものが多い。
メニュージャンルもさまざまで、「もつ煮込み」4種、「生キャベツ特製みそ付き」(税抜き380円)などの「早出しメニュー」5種、「ポテトサラダ」3種、「肉刺し」5種、「たこのカルパッチョ スピナッチソース」(税抜き780円)などの「冷肴」3種、「揚げ茄子ゴマダレ」(税抜き580円)などの「温肴」4種、「フライドポテト」3種、「エビプリ揚げ春巻き」(税抜き390円)などの「揚げモン」4種、「〆(シメ)」2種で、プライスレンジは380~1,080円(税抜き)というラインナップ。
中でも、「やきとん」と並ぶ名物の「もつ煮込み」は注文率が高く、特に本店でも提供している「秘伝味噌」(税抜き520円)と中目黒店限定の「麻辣味噌」(税抜き580円)が好評だ。また、中目黒店のオリジナルメニューとしては、コロッケのようなビジュアルの「揚げポテトサラダ」(税抜き470円)や、箸で切れるほど柔らかい「十勝スペアリブ」(税抜き680円)、半分にカットしたアボカドに自家製のバタータレとツナ、塩昆布をかけた「アボカド塩昆布」(税抜き580円)、肉厚なミノをあぶって提供する「上ミノ炙り刺し」(税抜き1,080円)」、「やきとん」のたれを使った「モツ焼きそば」(税抜き599円)などの人気が高い。
一方、ドリンクは「サワー」10種、「ハイボール」5種、「ビール」3種のほか、焼酎やホッピー、日本酒、梅酒、ワイン、ソフトドリンクなどバランスよく用意している。
男女問わずオーダー率が高いのは、「名物まこレモンサワー」(税抜き380円)で、もつ煮込みに合うように開発した「煮込み専用ハイボール」(税抜き430円)なども用意。平均して一人2~3杯はオーダーするという。
一方、販促については、「来店していただいたお客様の満足度を高めて徐々にリピーターを増やしていきたい」(梅澤氏)という考えから、オープン当初からあまり費用は掛けてこなかった。ただ、メインターゲットである20~30代の女性への情報発信を意識して、Instagramで週に2~3回、おすすめの料理などを紹介。また、百貨店の催事に「やきとんまこちゃん」として出店した際に、中目黒店で使えるワンドリンクサービスチケットを配るなどして認知度アップに努めた。
こうした取り組みに加えて、「新橋の老舗やきとん居酒屋が中目黒におしゃれな新店舗を出した」ということも話題になり、「やきとん まこちゃん」のファンが来店。これまで「やきとん まこちゃん」を知らなかった層も、おしゃれで臨場感のあるカウンター席がフックとなって来店し、「やきとん」の秘伝のタレに魅了されてリピーターになる人が続出した。
その結果、2022年11月のオープン後、同年12月と2023年1月は連続で月商1,000万円を達成。週末は3~4回転し、ウエイティングができる人気ぶりを見せている。
今後、全卓にモバイルオーダーを入れる予定で、オペレーションの負荷を減らす分、これまで以上にスタッフと来店客がコミュニケーションをとれるような仕掛けを増やしたいと考えている。その一つが、2023年の春から投入した「ホタルイカの踊り焼き」(税抜き980円)。来店客の目の前で、ホタルイカに特製のタレをかけて鉄板の上で躍らせながら焼き上げるメニューで、目の前で調理する臨場感やスタッフとの会話を楽しんでもらいたいという狙いから開発した。
「テーブルでスタッフが調理するようなメニューはこれまでなかったので、スタッフがお客様と会話をするきっかけが増やせるのではないかと期待しています」と、梅澤氏は笑顔を見せる。
現在、平均客単価は2,500~3,000円だが、客単価5,000円以上の価値があるような、全てにおいてコストパフォーマンスの高い店を目指しており、今後も中目黒の客層に合った店づくりを進めていく考えだ。
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