自分で握って、いざ実食!すし職人になる“体験”で貴重な思い出も提供
旬の瀬戸内 SUSHI にぎり座[広島県・中区]
エンターテインメント性で欧米人を中心に話題に!
2017年オープンの「にぎり座」に経営アドバイザーとして参画した株式会社源・代表取締役の山口大介氏が経営を引き継ぎ、翌年8月に再スタート。それまでは地元ファミリー向けの寿司店だったが、外国人もターゲットにして、「本格にぎり寿司体験」も可能な寿司店兼〝和カフェ.に変更した。「世界遺産の原爆ドームから徒歩圏内という絶好の立地。特に外国人観光客が多いエリアなので、インバウンド対策は必然でした。『食』は彼らのニーズの上位。日本の食文化を発信し、思い出に残る“コト消費”でもファンを獲得していきたいと考えました」と山口氏。現在、外国人客の割合は1割ほどだが、握り寿司体験はほとんどが外国人で、その半数をアメリカ人が占めるという。
「Be a Sushi Chef!(寿司職人になろう)」と銘打つ握り寿司体験は、ねじり鉢巻きと法はっぴ被選びからスタート。紙芝居で日本食や寿司の歴史を学んだあと、スタッフのレクチャーを受けながら一貫ずつ寿司を握り、最後に実食する。「この体験を母国に持ち帰り、ホームパーティなどで披露してもらいたいです」と話す山口氏。今後は、体験中の動画を記念にプレゼントしたいという。課題はさらなる認知度アップ。WebでのアピールやSNS発信の強化、今後の需要を見込んで、台湾の旅行会社に営業するなど尽力している。
年内には店舗2階を宿泊施設にする計画も進行中。将来的にはミャンマーでの出店を実現すべく、そのモデル店としてもブラッシュアップを重ねていく。
広島県広島市中区中島町9-11
https://r.gnavi.co.jp/jx00s6gx0000/