2014/06/11 特集

味を引き立てる香りが食欲増進!夏のスパイス料理(3ページ目)

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ウルムチ名物 仔羊の串焼き 四川パオツァイ添え

成毛 幸雄 シェフ
神田 雲林(東京・神田)

■想定提供価格 ¥1,950(3本での提供価格)
■原価率 28%

主な材料

ラム肉ロース、マコモダケ、パオツァイ(乳酸で発酵させた四川風の漬物)、塩、ニンニク、しょうゆ、ゴマ油、紹興酒、クミンシード、クミンパウダー、ターメリック、ブラックペッパー、ジンジャーパウダー、トウガラシ、サンショウ、カレー粉、シャンツァイ(香菜)

作り方

  • クミンパウダー、ターメリック、ブラックペッパー、ジンジャーパウダー、トウガラシ、サンショウ、カレー粉、塩をブレンドして調合スパイスを作る
  • ラム肉にクミンパウダー、塩、しょうゆ、ニンニク、紹興酒、ゴマ油で下味をつける
  • 2 を串に刺し、190℃の油で揚げ、マコモダケも素揚げする
  • パオツァイを炒める
  • クミンシードを炒める
  • 揚げたラム肉とパオツァイを皿に盛り付け、最後にクミンシードと調合したスパイスを皿全体に散らす

CHEF’S VOICE

スタミナがつくラム肉と香り高いスパイスで、暑い夏でも食欲を刺激する逸品です。中国西部のウルムチでは、羊肉とクミンを合わせた串焼きがポピュラーで、それをヒントにアレンジ。ラム肉の周りに散らしたスパイスをつけて食べていただきます。ラム肉はジューシーさを出したいので、中心はレアに仕上げます。クミンは、肉の臭みを取ってくれますが、香りが強いので、ほかのスパイスと合わせて丸みを出すのがおすすめです。

使用スパイスは、(一番手前から時計周りに)サンショウ、クミンシード、ブラックペッパー、ジンジャーパウダー、ターメリック、クミンパウダー、トウガラシ(中央)。このほかカレー粉も使う
POINT.1ラム肉は火の通りを意識して、均等にスライスし、串にも均一の厚さで刺す。火が通り過ぎると硬くなるので、揚げる際は注意する。網などを使って焼いてもOK
POINT.2クミンシードは外皮が硬いため、炒めて香りを出してから添える。調合スパイスにもクミンを使用するが、香りが強いので、カレー粉を少し混ぜると角がとれる
成毛 幸雄 シェフ1969年、千葉県出身。2006年5月に同店をオープン。中国の様々な地方の料理を学び、時には歴史を読み解いて料理を開発する。同店のほか、カジュアルな中国料理店と、坦々麺・麻婆豆腐専門店2店舗を経営。
神田 雲林(東京・神田)
東京都千代田区神田須田町1-17
第2F&Fロイヤルビル2F
http://r.gnavi.co.jp/e378900/四季折々の食材を使った中国料理を提供。上海料理をベースとしながらも、中国各地の調理法を組み合わせた料理が魅力。接待や会社の会食などでコースの利用が多く、アッパーなビジネス層からの信頼が厚い。

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