2024年4月に海鮮バイキング業態にリニューアル
若者や外国人観光客でにぎわう東京・渋谷センター街。その突き当たりのビルの地下1階に位置する「海鮮バイキング&浜焼きBBQ 玉手箱~tamatebako~」は、タラバガニや伊勢海老、生ガキといった豪華海鮮の食べ放題でSNSでも話題の店だ。
経営母体は渋谷・恵比寿エリアでバーやビアガーデンを展開する株式会社TRICE。同じ場所で2020年3月から寿司居酒屋を運営していたが、コロナ禍の影響が一段落した2024年4月にインバウンド需要の高まりを見込んで海鮮バイキングに業態変更し、現在の店名でリニューアルオープンした。
【消費者のアンケート調査でもバイキングに人気傾向が顕著に!】
8割が「食べ放題が好き」と回答。魅力の理由として「選ぶ楽しさ」が上位に
約30坪の店内に4人掛けテーブルが並び、席数は全40席。客層はカップルやファミリーなど幅広く、立食で最大70人での貸切利用も可能。メニューは食べ放題コースのみで、客単価は昼が7,000~8,000円、夜が8,500円。豪華食材を思い切り食べられるというコスパの良さが評判を呼び、坪月商100万円に達している。
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海鮮バイキング&浜焼きBBQ玉手箱~tamatebako~
業態:海鮮バイキング
席数:40席
客単価平均:昼7,000~8,000円、夜8,500円
客層:カップルやファミリーなど。大人数・立食での貸切利用
アクセス:JR・地下鉄 渋谷駅 徒歩3分
営業時間:11:00~22:30
定休日 :無休
https://r.gnavi.co.jp/mbh0r3bv0000/
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繁盛へと導いた、3つのポイント
【POINT1:食材選定】主役級食材のバリエーションで差別化
【POINT2:食材管理】最強コスパを実現するための仕入れの工夫と管理
【POINT3:コース】日本人に来店してもらうためのコース設定
【POINT1:食材選定】主役級食材のバリエーションで差別化
近年人気を集めている海鮮バイキング業態だが、類似店との大きな違いは、約60品をそろえる豊富な商品バリエーションにある。目玉のカニや本マグロ、イクラ、伊勢海老、生牡蠣、ウニなどのほか、卓上のコンロで来店客が浜焼きにできるアワビやハマグリ、ホタテといった貝類、しじみ出汁のおでんや自家製カレーなどの本格料理まで、バイキング台にずらりと並ぶ。「どれがメインかわからないくらい、うちはすべてが豪華です」と代表取締役の米満 尚悟 氏は胸を張る。
食べ放題でもすぐに元が取れる、原価度外視の仕入れも人気の理由だ。例えばイクラは、オープン当初は比較的安価な鱒イクラを使用していたが、来店客の反応を見て最高ランクの白鮭イクラに切り替えた。主役のカニも、漁獲量の多い紅ズワイガニだけでなく、高級な本ズワイガニや海外で親しまれるストーンクラブなど4~5種を用意する。全体の原価率は65%と高水準だが、そのぶん来店客の満足度は高く、SNSでの口コミや再訪につながっている。
【POINT2:食材管理】最強コスパを実現するための仕入れの工夫と管理
このコスパの良さを維持するため、仕入れの工夫は欠かせない。なるべく安価で手に入れられるよう食材ごとに細かく仕入れ先を変え、業態変更前から付き合いのある業者を含む20~30社と取引している。「卸業者とは毎日連絡を取り合い、特売品は逃さないようにしています」と米満氏は話す。境港産の紅ズワイガニなどを除き、産地は細かく指定せず臨機応変に対応。生本マグロは国産に限っており、奄美大島産や長崎産のほか、日によっては大間産が入荷されることもある。
また、ロスを防ぐために食材管理を徹底しているのもポイント。バイキングでは見栄えを良くするため、刺身などの鮮魚もむき出しに並べられていることが多いが、「玉手箱」では冷蔵ショーケースに入れて陳列。さらに冷風が当たらないよう、それぞれにカバーをしている。見た目の華やかさよりも実を取ることで食材ロス防止だけでなく、来店客がいつ来てもおいしく味わえる状態を保っている。
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【POINT3:コース】日本人に来店してもらうためのコース設定
メニューはコースが4種あり、最も安い「楓プラン」(女性6,028円、男性6,578円)は紅ズワイガニ肩や国産本マグロ、生ガキ、サーモンなどの刺身類、浜焼きなど約60品が90分食べ放題となる。
「雅プラン」(女性7,678円、男性8,228円)は、「楓」の内容に白鮭イクラ、うに、紅ずわい蟹姿、本ズワイガニ肩などが追加され、一番人気の「茜プラン」(女性9,328円、男性9,878円)は、さらに伊勢海老とオマール海老が追加。最上級の「極プラン」(女性1万4,828円、男性1万5,378円)はタラバガニも食べ放題となる。
価格はそれぞれ、平日夜16時以降スタートと土・日曜・祝日ランチは+550円、金~日曜日・祝日・祝前日16時以降スタートは+1,100円と変化する。以前は「茜プラン」と同価格のコースが1種のみだったが、「カニやイクラなどお客様によって目当ての食材が違うので、ニーズに合わせて利用しやすくなるようコースを分けました」と米満氏は説明する。
また、訪日外国人に対しては各価格より1,100円追加としていることも特徴だ。「インバウンド対応はどうしても接客コストがかかったり、食材ロスが増えます。そうすると全体の価格を上げざるを得なくなり、日本人のお客様が利用しにくい店になってしまう。インバウンド比率が上がると、価格を上げざるをえなくなり、インバウンドのお客様にとっても、日本人のお客様にとっても良くない状況になります」と米満氏。少しの差を設けることでバランスが取れ、訪日外国人客比率はアジア系を中心に2~3割と安定している。
「当店の食べ放題は、通常の飲食店で食べたら2~3万円する内容。コスパの良さには自信があります」と米満氏。今後もバリューの高いメニューを提供し、集客に努めていく。
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