2013/01/15 特集

売上アップや信頼関係構築に貢献!お店のファンを作るテイクアウト(4ページ目)

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アンケートデータに見る飲食店でのテイクアウト事情

ユーザーニーズは高いが実施店舗は少ないテイクアウト

テイクアウトのニーズと、飲食店の実施状況はどうなっているのだろうか。Q1~5は、飲食店へ聞いた結果。

Q1はテイクアウト商品の販売有無。28.1%が現在販売しており、以前は販売していた店舗も含めても37.5%と、実施経験がある店舗は4割に満たない。また、Q3の販売商品の内容では、「炒め物・揚げ物」が30.9%とトップ。ついで「弁当・ランチボックス」(28.2%)、「焼き物」(23.4%)の順となり、ご飯のおかずとなる惣菜的な商品の人気が高いようだ。

01 飲食店に聞きました2012年11月調べ(n=回答者数)

一方、Q6~15は、ぐるなびユーザーに聞いたアンケート結果。
過去1年間にテイクアウトを利用したかどうかについては、Q6が示すように8割近いユーザーが購入経験ありと回答。ただし、飲食店でのテイクアウトとなると、Q11のように約3割と数値は下がる。しかし、自宅近くのレストランや居酒屋などがテイクアウトを実施していたら利用したいかどうかについて聞いたQ13では、「利用してみたい」と答えたユーザーが計46.3%。「興味がある」の33.1%を足すと、実に約8割のユーザーが飲食店でのテイクアウトに前向きな回答をしている。その理由はやはりQ10が示す通り、飲食店ならではの「味・おいしさ」にあるのだろう。

02 ぐるなびユーザーに聞きました2012年10月調べ(n=回答者数)

飲食店での利用契機は「チラシやポップがあった」がトップで44.1%(Q12)、ニーズと利用経験の数値に開きがあるのはアピールが足りていないことも一つの要因かもしれない。また、テイクアウトの目的や用途を聞いたQ15 では、「普段の夕食用として」が64.2%と断トツ。今後はお店の看板メニューをテイクアウト可能にして、商機を見出してみてはいかがだろうか。

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