「そば屋で飲む」粋な文化を発信して坪月商57万円の大ヒット!「蕎麦前酒場 はんさむ渋谷」

東京・神泉駅近く、裏渋谷通りにある「蕎麦前酒場 はんさむ渋谷」は、下北沢・用賀にも店を構える「はんさむ」ブランド3店舗目。自家製の九一そばと日本酒、アイデアが光る一品メニューなどをそろえ、若い世代が“そば屋で飲む文化”を楽しみに集う繁盛店に成長している。

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自家製そばとこだわりの料理&日本酒で若い世代を集客!

東京・神泉駅から徒歩3分、裏渋谷通りに2021年4月にオープンしたそば居酒屋「蕎麦前酒場 はんさむ渋谷」は、下北沢と用賀の「蕎麦と鶏 はんさむ」に続く「はんさむ」ブランドの3店舗目となる。既存2店舗の高い認知度に加えて、“ゆっくりそば屋で飲む文化を若者にも楽しんでほしい”というコンセプトが渋谷・神泉の若者たちに受け、連日にぎわいを見せている。

目次
【POINT1】自家製そばが昼夜とも主力メニューに
【POINT2】酒場らしい定番&印象に残る独自メニュー
【POINT3】こだわりの日本酒でファンを獲得

蕎麦前酒場 はんさむ渋谷(東京・渋谷)
東京都渋谷区円山町23-10 カサデルムラノ1F
https://r.gnavi.co.jp/8bsabne50000/
東京の京王井の頭線・神泉駅の近く、通称“裏渋谷通り”に佇むそば居酒屋。平日はビジネス層や近隣住民が来店。土・日曜日や祝日は通し営業で、昼飲み目的のひとを多く集客している。

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経営母体の株式会社Scratch Kong代表・岡崎龍太氏は、株式会社グローバルダイニングを経て2016年に独立。渋谷店も、下北沢店・用賀店と同程度の14坪23席という小規模店にした。

「通りすがりの人もふらっと立ち寄れるように」と、そば屋にしては珍しい開放感あるガラス張りの入り口

「渋谷の繁華街から少し離れた神泉という場所柄、ピークタイムは20時過ぎと遅めで、ビジネス層や飲み歩きで立ち寄るお客様で埋まります」と語るのは、下北沢の1号店の創業から携わる店主の遠藤佑樹氏。ランチタイムの客単価は平均1,100円、夜の時間帯は平均4,600円で、主な客層は20代後半~40代半ばの男性だ。

店内は全23席。売りの日本酒が目立つように壁面には酒棚を設置している。右奥にはそば打ち専用スペースがあり、そば打ちの様子を客席から見られるのも演出の一つに

【POINT1】自家製そばが昼夜とも主力メニューに

北海道産のそばを自家製粉してブレンド。毎日2回、店頭で手打ちして九一そばに仕上げる。新そばの季節には十割そばも提供

「店名は、そば屋で飲むという“粋”なイメージを表現したもの」と、遠藤氏。外から店内がよく見えるため気軽に入店しやすく、客席からはそば打ちの様子が臨場感たっぷりに楽しめる。

「北海道産のそばを使い、そば粉9割につなぎ1割でブレンドした『九一そば』を、朝と昼の1日2回、店内で手打ちしています。かえしも店のそばに合うオリジナル。そばのファンになってくださるお客様もいて、食事だけのご利用も多いです」と遠藤氏。飲み利用と食事利用を両方取り込めており、そばの注文率はほぼ100%。そば通の常連客も多いため、そば用の粗塩をテーブルに置いている。

ランチ営業では「天ぷらせいろ蕎麦」(1,100円)など、5種のそばのほか、天丼とせいろそばのセット5種もラインナップ。オリジナルの塩だれを用いたボリューム満点の「塩だれ鶏天丼とお蕎麦セット」(1,100円)は、来店客の半数以上が注文する一番人気だ。

  • ランチの人気メニュー「塩だれ鶏天丼とお蕎麦セット」(1,100円)。鶏天丼は、鶏もも、ささみと大葉、温泉卵の天ぷらに自家製塩だれをかけており、ファンが多い
  • ランチは各種天ぷらとせいろそばがセットの「天ぷらせいろ蕎麦」5種と、天丼とせいろそばがセットの「天丼とお蕎麦」5種がメイン

夜のメニューにもさまざまなそばを用意。約4人分の「特大せいろ蕎麦」(1,880円)、「花巻とろろ蕎麦」(1,078円)など単品のほか、飲みの〆として少量の「〆蕎麦」(583円)も提供して、ニーズに応えている。

【POINT2】酒場らしい定番&印象に残る独自メニュー

  • 「鮮魚の刺身4種盛り合わせ」(1,408円)は日替わりで種類が変わる。マグロは豊洲市場の有名マグロ専門仲卸「やま幸」から仕入れる
  • 「里いもと牛すじのポテトサラダ」(748円)。里芋・牛すじ入りのポテトサラダと温泉卵の天ぷら、シャドークイーン(紫ジャガイモ)を重ねた名物

フードメニューは天ぷら、鮮魚など酒に合うつまみを中心にラインナップ。「姉妹店では焼き鳥が名物ですが、渋谷店では物件の条件として焼鳥の調理が不可のため、鮮魚を売りにしています。姉妹店の常連のお客様が、鮮魚目当てに来店されることもあります」と遠藤氏は語る。

日替わりの「鮮魚の刺身4種盛り合わせ」(1,408円)、「炙りなめろう」(858円)や「鴨もも肉のねぎ焼き」(1,408円)など酒によく合う定番のほか、“映え”を意識した「里いもと牛すじのポテトサラダ」(748円)、サクサクのチップスの触感が心地よい「焼きみそと蕎麦ちっぷ」(528円)など、渋谷店だけのオリジナルメニューも提供。しっかりした食材の目利きや職人の技が光る料理を提供している。

  • 「鴨もも肉のねぎ焼き」(1,408円)は茨城県の西崎ファーム直送の「かすみ鴨」を使用。甘辛い醤油ソースの味付けが酒に合うと好評
  • 「焼きみそと蕎麦ちっぷ」(528円)。熱々の石の上にそばの実入りの焼き味噌を乗せて提供。そばのチップスでディップして食べる

【POINT3】こだわりの日本酒でファンを獲得。多彩な提供方法も好評

秋田の「花邑」、青森の「田酒」をはじめ、日本酒通を満足させる全国の銘酒を常時20種取りそろえる。日本酒目当ての常連客も多い

日本酒は、「花邑(はなむら)」(秋田)、「赤武(あかぶ)」(岩手)、「田酒」(青森)など、日本酒好きが一目置くラインナップ。提供方法は、ぐい飲み(418円、一部の銘柄は495円)、グラス(990円、同1,100円)、片口(1,760円、同1,870円)から選べる。「日本酒は、そばの香りに合い、引き立てられる呑み口の銘柄を中心に常時20種用意しており、お客様の約半数が日本酒をオーダーされます」(遠藤氏)。

提供方法にもこだわり、(手前右から)グラス(990円~)、ぐい飲み(418円~)、片口(1,760円~)の3種で提供。器は全て店のオリジナルの特注品

好きな日本酒を3種類選んで少量ずつ楽しめる「3種飲み比べ」(1,210円)も用意。若い世代を中心に、日本酒に詳しくなくてもいろいろな銘柄を試せると好評だ。

そのほか、サワー、焼酎、ワインなども豊富に用意。特にそばの実を漬け込んだ「蕎麦ハイボール」(680円)、山椒の風味豊かな「山椒焼酎ソーダ割り」(同)の人気が高い。

  • 好きな銘柄を選んで少量ずつ飲み比べできる「3種飲み比べ」(1,210円)。日本酒になじみの薄い20代の若い世代にも好評
  • そば茶の風味が豊かな「蕎麦ハイボール」(680円、写真右)、芋焼酎ベースの山椒焼酎をソーダで割った「山椒焼酎ソーダ割り」(680円、同左)

すでに姉妹店の認知度が高かったこともあり、販促にはあまり力を入れなかったが、口コミで徐々に常連が増え、日本酒とそばが楽しめるとあって外国人客も多い。「既存店の沿線なので、職場が近いからと当店と既存店、半々のペースで来店される常連のお客様もいます」と遠藤氏。2022年12月には初の月商800万円(坪月商57万円)を記録し、2023年に入ってからは前年超えの売上を毎月更新している。

2023年10月上旬、下北沢南口に4店舗目をオープンした。今後の展開については「はんさむ系列で10店舗を目標に、次は自由が丘など東横線沿線への出店を考えています」と遠藤氏。今後の店舗展開のためにも、そばを打つ職人の育成は必須。新人にも積極的に経験を積ませて、さらなるスキルアップを促している。

店主 遠藤佑樹氏
15歳からそば店に勤務。イタリア料理店や居酒屋勤務を経て2016年「蕎麦と鶏 はんさむ下北沢本店」の立ち上げに関わり、2021年から現職。

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